【ビルボード】ケツメイシ『ケツノポリス11』が総合アルバム首位 吉岡聖恵と高橋優は僅差の2位・3位
【ビルボード】ケツメイシ『ケツノポリス11』が総合アルバム首位 吉岡聖恵と高橋優は僅差の2位・3位

 2018年11月5日付(集計期間:2018年10月22日~10月28日)の総合アルバム・チャート“HOT ALBUMS”では、ケツメイシの最新アルバム『ケツノポリス11』が総合首位を獲得した。

 前作から約2年ぶり、通算11枚目のオリジナル・アルバムとなる『ケツノポリス11』は、初動3日間で25,760枚、初週累計では41,281枚を売り上げてフィジカル・セールス1位をマーク。またデジタル・セールスとしても4,266DLを売り上げて1位となり、セールス部門で2冠を達成した。ルックアップは5位だが、上位4タイトルはいずれもロング・エントリー作品で、当週発売の新譜の中ではトップとなる順位だ。

 いきものがかりが"放牧中"として活動休止している中、ヴォーカルの吉岡聖恵にとって初のソロ・フルアルバムとなる『うたいろ』が総合2位を獲得。初週25,345枚を売り上げた本作のフィジカル・セールスは、高橋優の約2年ぶりとなる6枚目オリジナル・アルバム『STARTING OVER』に約1,000枚差で3位、ルックアップでも僅差で11位に続いたが、デジタル・セールスとしては2,602DLで2位となっており、総合順位を逆転した形だ。対する高橋優『STARTING OVER』は、26,182枚を売り上げてフィジカル・セールス2位、1,780DLを売り上げてデジタル・セールス5位、ルックアップは11位をぞれぞれマークして総合3位に。『うたいろ』も『STARTING OVER』もルックアップにやや伸びしろが見られるため、レンタルショップでの取り扱い解禁以降の動きが注目される。

 3週連続で当チャートを制していたMr.Children『重力と呼吸』は、4週目となるチャートインで総合4位をマーク。当週は12,356枚を売り上げてフィジカル・セールス5位、発売以来累計は358,514枚を記録した。総合とフィジカル・セールスでは4連覇を逃したものの、ルックアップは2位以下を大きく引き離す形で依然トップを堅守していることから、いまだ需要の高さが窺え、次週以降も引き続き上位を守っていくと思われる。

 10月25日に開催された【東京ドラマアウォード2018】授賞式に登壇して話題となった米津玄師は、新曲「Flamingo」がリリースに先駆けたMV公開で、当週のソング・チャート“JAPAN HOT100”で総合11位をマークするなど、ますますその動向に注目が集まるが、アルバム・チャート“HOT ALBUMS”では昨年のアルバム『BOOTLEG』がロングヒット継続中。当週は3,239枚を売り上げてフィジカル・セールス16位、1,860DLを売り上げてデジタル・セールス4位、ルックアップは2位となって、総合では前週から2ランクアップの6位をマーク、52週目となるチャートインを果たした。2018年も残すところ2か月となり、いよいよ発表が近づいてきた年間チャートで、上半期チャートを圧倒的な成績で制した安室奈美恵『Finally』にどこまで迫ることができるか、本年度の要注目トピックの一つだろう。

◎【HOT ALBUMS】トップ20
1位『ケツノポリス11』ケツメイシ
2位『うたいろ』吉岡聖恵
3位『STARTING OVER』高橋優
4位『重力と呼吸』Mr.Children
5位『あんさんぶるスターズ! アルバムシリーズ Present -Switch-』Switch
6位『BOOTLEG』米津玄師
7位『BEST BEST BEST』ベリーグッドマン
8位『Kalafina All Time Best 2008-2018』Kalafina
9位『あんさんぶるスターズ! アルバムシリーズ Present -MaM-』MaM
10位『mono.』RM
11位『松任谷由実 40周年記念ベストアルバム 日本の恋と、ユーミンと。』松任谷由実
12位『M・S COWBOYの逆襲』GRANRODEO
13位『Braverthday』岡本信彦
14位『a singer』城田優
15位『Finally』安室奈美恵
16位『BDZ』TWICE
17位『初恋』宇多田ヒカル
18位『海のOh, Yeah!!』サザンオールスターズ
19位『アンコール』back number
20位『YANKEE』米津玄師