【深ヨミ】NMB48地域別の販売動向から分かる最新作『僕だって泣いちゃうよ』の特徴とは 〈Billboard JAPAN〉|AERA dot. (アエラドット)
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【深ヨミ】NMB48地域別の販売動向から分かる最新作『僕だって泣いちゃうよ』の特徴とは

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【深ヨミ】NMB48地域別の販売動向から分かる最新作『僕だって泣いちゃうよ』の特徴とは

【深ヨミ】NMB48地域別の販売動向から分かる最新作『僕だって泣いちゃうよ』の特徴とは


 10月29日付のBillboard JAPAN週間“Top Singles Sales”で、NMB48『僕だって泣いちゃうよ』が265,583枚を売り上げ首位を獲得した(集計期間2018年10月15日~2018年10月21日)。
グラフ画像

 NMB48『僕だって泣いちゃうよ』はNMB48の、前作『欲望者』から6カ月ぶりとなる19作目のシングル。また、今作でグループから卒業を発表している山本彩がセンターを務め、彼女にとってNMB48でのラストシングルとなっている。

 ここでは、今作におけるNMB48の地域別の販売動向が、どのような特徴があるのかをを、SoundScanJapanのセールスデータを使用し検証してみた。

 まず、図1(http://www.billboard-japan.com/d_news/image/69050/2)では、NMB48以外の48グループ、乃木坂46、欅坂46のシングルが、今年に入ってどの地域で売れたのかをグラフ化した。また、一番下に記載した「全シングル」は、前述のアーティストに限らず、全てのシングル作品の地域別の販売比率だ。

 48グループは、AKBであれば秋葉原などチームごとに活動拠点となる地域を持つのが特徴だ。では、各グループにおいて活動拠点となる地方での実店舗での販売比率に違いはあるのか、検証してみると以下の通りとなった。

〇48グループ拠点地方の実店舗販売比率(かっこ内は全シングル合計の地域別比率)
AKB48 39.6%(48.2%)関東
SKE48 35.8%(12.8%)中部
NMB48 46.7%(15.1%)近畿
HKT48 31.6%( 6.0%)九州
NGT48 36.2%( 2.5%)甲信越
STU48 35.2%( 3.9%)中国 8.0%( 1.6%)四国

 このように比率を見てみると、やはりAKB48以外の全てのグループはその他のシングル作品と比較して、活動拠点となる地域の実店舗での売り上げが非常に高いことが分かる。AKB48は、全シングルの48.2%と比較して、39.6%と関東エリアでの売上が低いが、それ以外の地域での販売比率を見てみると、48グループの活動拠点のない北海道、東北、北陸において、他のグループを引き離し大きなシェアを獲得していた。また、選抜メンバーに他の48グループのメンバーが選ばれることも多いので、関東より地方での購買者が多いことが原因だと言えるだろう。

 この中で、NMB48以外のグループは拠点での販売比率は30%台であるのに比べて、NMB48だけが46.7%と、近畿地方実店舗での販売比率が半数近くにのぼることが分かった。近畿地方は、関東に次いで人口が多く、購買力が高いため、他の地方より有利ではあるのだが、もう少し掘り下げて、各グループにおける拠点と、拠点以外で最も購買力があると思われる関東地方(緑のグラフ)の販売比率を比較してみる。

〇48グループの各拠点と関東地方の実店舗販売比率比較(かっこ内は関東地方の地域別比率)
AKB48 39.6%(39.6%)
SKE48 35.8%(36.8%)
NMB48 46.7%(29.7%)
HKT48 31.6%(33.2%)
NGT48 36.2%(35.6%)
STU48 35.2%(27.2%)

 拠点地方と関東地方を比較した場合、ほぼ全てのグループが、同等か、拠点地方の方が若干低い販売比率なのだが、NMB48とSTU48は拠点の販売比率が非常に高い。特にNMB48は関東地方よりも17%も上回っており、近畿地方での実店舗の販売比率が高い事がよく分かる結果となった。

 次に、NMB48の作品別に、地域別の販売比率を比較してみる。直近の過去3作『僕だって泣いちゃうよ』(9形態・2018年10月17日発売)・『欲望者』(5形態・2018年4月4日)『ワロタピーポー』(5形態・2017年12月27日)の発売初週の実店舗での地域別の販売比率をグラフ化したのが図2(http://www.billboard-japan.com/d_news/image/69050/3)である。近畿での実店舗での販売比率は『ワロタピーポー』37.6%→『欲望者』37.1%→『僕だって泣いちゃうよ』56.1%と推移している。『ワロタピーポー』と『欲望者』の近畿地方での販売率は、全シングル平均(15.1%)と比べて非常に高いが、『僕だって泣いちゃうよ』はそれより約20%も高く、半分以上が近畿で売り上げられたことが分かった。

 更に、近畿地方内の府県別の販売比率に目を向け、上記3作品の実店舗での実績をグラフ化したの図3(http://www.billboard-japan.com/d_news/image/69050/4)である。ここでも『ワロタピーポー』と『欲望者』の販売比率はとても似ており大阪府の比率(68.2%と67.9%)が全シングル(63.4%)より若干高くなっている。しかし『僕だって泣いちゃうよ』の大阪府の比率は87.5%と9割に迫る比率となった。

 これらのデータから見て取れるのは、絶対的な知名度を誇る中心メンバーの最終作である今作は、特に本拠地である大阪府を中心とした熱狂的なファンの支持がこれまで以上に大きな動きとなったと言えるのではないだろうか。そして、今作でラストとなった山本彩に代わる人気メンバーが現れ、NMB48が今後も更に飛躍する事を期待したい。


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