Halo at 四畳半、メジャーデビュー当日のワンマンは祝福ムード
Halo at 四畳半、メジャーデビュー当日のワンマンは祝福ムード

 Halo at 四畳半が、2018年10月17日に東京・WWWにてワンマンライブ【major first one man live “first : flight”】を開催した。
ライブ写真(全10枚)

 バンド初のフルアルバム『swanflight』でメジャーデビューを果たしたHalo at 四畳半。インディーズ活動最後の一日となる10月16日には、バンドの出身地である千葉・Sound Stream sakuraでワンマンライブ【indies last one man live “swan : song”】を開催し、メジャーへの決意を力強く宣言したが、デビュー当日となる17日は、ファンも祝福ムードいっぱいに会場を埋め尽くした。

 沸き起こる拍手のなか白井、片山、齋木、そして渡井の4人が揃うと、渡井がメジャーデビューについて「たくさんの方が“いってらっしゃい”と背中を押してくれた。でも“いってらっしゃい”と言ってほしいわけではなくて、あなたと一緒に行きたい」「“first : flight”へようこそ。千葉県佐倉市、Halo at 四畳半、始めます」とライブを「リバース・デイ」でスタート。会場いっぱいに突き上がる拳をそのままに「カイライ旅団と海辺の街」「ステラ・ノヴァ」とファンの感触を確かめながら進めていった。

 その後、1stフルアルバム『swanflight』の発売とメジャーデビューを迎えたことを報告。会場からはまるでクライマックスかのごとく拍手が鳴り止まず、メンバーは頬を緩ませる。渡井は「メジャーデビューの日をこうして一緒に迎えられたこと、改めて本当に嬉しく思っています。」と感謝を伝えると「不器用なりにこの4人で、変わらずに変わっていく。大事な日に駆けつけてくれるみんなと、どこまでも同じ景色を見ていきたい」とアルバム収録曲より「ヒーロー」を初披露。前日に地元で行ったライブで「ハロは佐倉のヒーロー」と声をかけられたように、観客をシンガロングとともに引っ張るステージで魅了した。続けた「アメイジア」の歌詞では「いつの日か“Halo at 四畳半を作った”よ」と言葉を選び、節目ならではの空間を演出していった。

 リリース日にライブをするのは初めてだと幸せを噛み締める白井は、2016年5月に初めてワンマン公演を行った同会場について「WWWって全員の顔が見えて怖かった。でも今はそれが嬉しい」と心境の変化を語る。そして新曲「ヒューズ」「アルストロメリア」などアルバム収録曲も織り交ぜながら、ライブはあっという間に終盤戦へ。片山は「初めてワンマンをやったのも、ライブをしたのも渋谷で。運命めいた何かを感じている」と感慨深げに、齋木は「みんなの期待してる気持ちを超えていく」とそれぞれが心境を述べる。

ラストスパートは「箒星について」「飛行船」「モールス」とたたみ掛け、最後は渡井が「集まってくれた人、集まろうとしてくれた人、祝ってくれた人、いろんな人が関わってくれて今日が彩り豊かになりました。悲しいことばかり歌ってる人間だけど、最後は前を向いてほしいし、前を向きたい。みんなにとって一歩踏み出す音楽を、これからも作り続けようと思います」とこれからの決意を胸に、アルバムからのリードトラック「悲しみもいつかは」で本編を締めくくった。

 アンコールに応じて笑顔で再登場した白井は「今日は裏テーマがあって」と明かし、16日はインディーズ曲を中心に、17日は2年前のWWWで初披露した「メル・ユース」や「ペイパームーン」など当時の思い入れの深い楽曲をセレクトしたと伝える。そして「怪獣とまぼろしの国」でラララの大合唱が会場を満たすと、渡井が「みなさんの生活のどこかそばにいられますように。千葉県佐倉市、Halo at 四畳半でした。」と最後に「シャロン」をプレイ。バンドのこれまでとこれからを詰め込んだ全身全霊のステージで、特別な2日間の幕を下ろした。

PHOTO:オチアイユカ

◎セットリスト
【Halo at 四畳半「major first one man live “first : flight”」】
2018年10月17日(水)東京・WWW
01. リバース・デイ
02. カイライ旅団と海辺の街
03. ステラ・ノヴァ
04. ヒーロー
05. アメイジア
06. メル・ユース
07. ペイパームーン
08. アンドロイドと青い星の街
09. 春が終わる前に
10. ヒューズ
11. ユリーカの花
12. アルストロメリア
13. ユーフォリア
14. 箒星について
15. 飛行船
16. モールス
17. 悲しみもいつかは
ENC1. 怪獣とまぼろしの国
ENC2. シャロン

【Halo at 四畳半「indies last one man live “swan : song”」】
2018年10月16日(火)千葉・Sound Stream sakura
01. 瓦礫の海に祈りを捧ぐ
02. アメイジア
03. 天文薄明の街へ
04. アストレイ
05. トロイメライ
06. アンドロイドと青い星の街
07. ヒューズ
08. 水槽
09. 電波塔
10. カイライ旅団と海辺の街
11. ステラ・ノヴァ
12. 春が終わる前に
13. ウユニの空へ
14. リバース・デイ
15. ユーフォリア
16. モールス
17. 点描者たち
ENC1. 悲しみもいつかは
ENC2. シャロン

◎リリース情報
アルバム『swanflight』
2018/10/17 RELEASE
<初回限定盤>CD+DVD
COZP-1472~3 3,241円(tax out)
<通常盤>CD
COCP-40492 2,778円(tax out)