ポール・マッカートニー、ザ・ビートルズのステレオタイプに言及「互いに影響しあっていた」

Billboard JAPAN

 2018年10月16日、iHeartRadioの『Inside the Studio』にポール・マッカートニーが出演し、普段の生活や曲作りのインスピレーション、ザ・ビートルズに関するステレオタイプなどについて語った。

 世界で最も有名なミュージシャンと言っても過言ではないポールだが、周りの人に気付かれること以外は通常の生活を送っていると語っている。「道を歩くよ。歩くためにあるんだから。出歩くのが好きなんだけど、“いやいや、背後に山ほど警備とかつけなくちゃダメでしょう”って人に言われる。でもふらっと出かけるのが好きなんだよ、ロックスターじゃなくて自分としての気分でいるために。だから子どものころにいつもそうしていたように、ふらっと出かけるのが好きだ。おかげで正気を保っていられる。実はかなり自由にやらせてもらっていて、僕はそれを大事に思っている」と彼は説明している。

 ザ・ビートルズとして早くから成功したポールは今も創作意欲が衰えていないが、迷ったときには駆け出しだったころを思い返すのだという。「20歳とか、24歳とか、そんな年のころ、ザ・ビートルズの全盛期に、僕たちが曲の何かとかレコーディングで何をするかとかを考え出そうとしていると、“17歳の自分たちだったらどうしてただろう?”とよく言ったものだった。17歳の自分たちは世界で一番かっこいいと思っていたから、そのころの自分に聞いてみるんだ。自分が形成された時期で、アイデアもたくさん生まれたころだし、僕の場合は曲を書いているとき、あのころの思い出はインスピレーションの豊かな源泉なんだ」と彼は明かしている。

 ザ・ビートルズのメンバーに関して無数に存在するステレオタイプについては、それぞれが“四角の四隅”であると表現し、お互いの特徴や人柄を常に受け入れていたとポールは説明している。「ジョン(・レノン)がダークでポールがキュートで、とか言われてるけれど、それは真実ではない。それぞれがどちらも少しずつ持っていたからね。(それらの特徴を)持ち込むのがジョージ(・ハリスン)だったこともよくあった。このことについて話すとき、僕はいつも“ゲッティング・ベター”を例に出す。僕が、“It's getting better all the time(いつだって良くなってきてる)”とやると、ジョンが、“Couldn't get much worse(これ以上悪くなりようがない)”とやる。あれが僕たちのやり方のいい例だ。多くの場合ジョンと同じ頻度でジョージがそれをやってたし、僕がジョンの曲をダークにしたことだってあった。互いに影響しあっていたんだよ」と彼は振り返っている。

 ポールは、「ジョンがダークで、僕が明るくて、ジョージが神秘的で、というストーリーがついて回る。ある程度それは真実だけど、僕たちそれぞれがそのすべての種類のエネルギーを持っていた。リンゴ(・スター)だってそうだよ」と話している。


◎インタビュー音源
https://www.iheart.com/podcast/1119-inside-the-studio-29407846/episode/4-paul-mccartney-30003137/

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