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『君の名前で僕を呼んで』や『サスペリア』のリメイク版を監督したルカ・グァダニーノが、ボブ・ディランの過去作に基づいた映画を手掛けると、ザ・ニューヨーカーが特集記事で伝えている。
ことの発端は、ディランの1975年のアルバム『血の轍/Blood on the Tracks』の映画化権を手に入れた『君の名前で僕を呼んで』のプロデューサーが、グァダニーノに監督しないかと連絡してきたことで、監督はなぜかそれまで面識がなかったリチャード・ラグラヴェネーズが書くなら、と条件付きで了承したそうだ。
すると『フィッシャー・キング』や『マディソン郡の橋』などの脚本家として知られるラグラヴェネーズは興味を持ち、2018年4月から7月のスケジュールを空けて188ページの脚本を一気に書き上げた。グァダニーノとラグラヴェネーズはアルバムの主要テーマをもとに、70年代に生きる登場人物たちを複数年追った物語を創作したと記事は伝えている。「彼らが抑え込んでいる時は、その抑制やそれがもたらす結果などを映像化する。自分の情熱に従い過ぎるとどうなるのかも表現しているよ」とラグラヴェネーズはコメントしており、監督については「完全に感情的な瞬間を描かせてくれた最初の監督」と表現している。
映画についての詳細はまだ明かされていないが、ディランは『血の轍/Blood on the Tracks』の全テイクを収めたボックス・セット『More Blood, More Tracks』を11月2日にリリースする。
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