カニエ・ウェスト、『SNL』終了時に政治発言で再び物議
カニエ・ウェスト、『SNL』終了時に政治発言で再び物議

 2018年9月29日にカニエ・ウェストが『サタデー・ナイト・ライブ』(SNL)に出演した際、番組終了後にトランプ米大統領支持を意味する“MAGA”ハットをかぶりながら不満をぶちまけている様子が物議を醸している。
ファンによる投稿

 『SNL』の新シーズン第1回目のミュージック・ゲストとして出演したカニエは、リル・パンプとミネラルウォーターのボトルの着ぐるみを着て「I Love It」を披露したかと思えば、黒い衣装とシンプルな演出でテヤナ・テイラーと「We Got Love」を披露するなど、本番中は盤石のパフォーマンスを見せていた。

 『SNL』の通常のフィナーレは、出演者全員が登場し、ハグなどをしつつ別れを告げた後にクレジットが流れるというスタイルだが、今回はフィナーレの直後にカニエが突然マイクを握り、キッド・カディやタイ・ダラー・サインなどの助っ人をステージに呼び出して即興で『Ye』に収録されている新曲「Ghost Town」を披露した。

 客席にいたコメディアンのクリス・ロックがたまたまその様子を撮影し、インスタグラム・ストーリーでシェアしたが、この即興パフォーマンスの最後に番組では放送されなかったカニエの発言が入っていたことがネットで注目された。

 カニエは、「今泣きたい気持ちだ。今アメリカの黒人は感情を押し殺さなければいけない」と歌い、政治、福祉事業、トランプ大統領などについて持論を展開し、自身が2020年の大統領選挙に立候補する可能性などについて言及した。

 2016年の大統領選以前からトランプ氏を支持する発言をしてきた彼は、「このことについて白人の人に話すたびに、“どうしてトランプが好きとか言えるんだ?彼はレイシストじゃないか”って言われる。でもさ、人種差別を気にするくらいならとっくにアメリカから移住しているよ」と彼は発言している。

◎ファンによる投稿
https://twitter.com/Dee_Pengs/status/1046265138427367425
https://twitter.com/MariettaPosts/status/1046368328779018240
https://youtu.be/NxwE5zJmazE