名作×バレエ×時代設定は戦時中!? 新解釈による『マシュー・ボーン IN CINEMA/シンデレラ』11月公開決定
名作×バレエ×時代設定は戦時中!? 新解釈による『マシュー・ボーン IN CINEMA/シンデレラ』11月公開決定

 マシュー・ボーンが演出・振付を務め喝采を浴びた、バレエ【Mattew Bourne’s Cinderella】のロンドン公演が、邦題 『マシュー・ボーン IN CINEMA/シンデレラ』 として、11月3日よりYEBISU GARDEN CINEMAほか全国のスクリーンにて順次公開することが決定した。

 マシュー・ボーンはこれまで、白鳥役を全員男性が演じ日本でも話題となった『白鳥の湖』をはじめ、『眠れる森の美女』や『くるみ割り人形』のように、童話という古典作品をユニークな手法を用いて演出してきた。

 ローレンス・オリヴィエ賞を5回受賞、トニー賞の優秀振付賞と最優秀ミュージカル演出賞の両方を受賞した唯一のイギリス人、マシュー・ボーン、そして、トニー賞最優秀衣裳デザイン賞を受賞したレズ・ブラザーストン。バレエ界の最強タッグが次に手掛けるのは、世界で最も古い童話の一つ “シンデレラ”だ。

 世界中に様々なバリエーションが派生した名作を、新解釈に大胆アレンジ。なんと、時代設定を第2次世界大戦下のロンドンを舞台に。ある魔法のような夜に起こった、シンデレラと1人の若いイギリス空軍のパイロットの物語となっている。出会って瞬く間に、2人は恋に落ちていた―。時をおなじくして、ドイツ・ナチス軍による大空襲により、ロンドンは恐怖で脅かされ、運命によって結ばれたはずの2人は引き裂かれるのだった。セルゲイ・プロコフィエフの名曲の魅力が活かされ、斬新かつスリリングで刺激的なラブストーリーに仕上がっている。

 劇場公開に併せて、本作のポスタービジュアルが完成した。まるで明日がないかのように慌ただしかった第二次世界大戦下を連想させる背景は、暗くロマンティックなトーンを演出している。そんな中に眩いドレスをまとったシンデレラと、イギリス空軍のパイロットが抱き合う姿は、童話と戦争という世界観のギャップを見事に無くし、今までにない異色の世界観を表現したビジュアルとなった。

 10月3日からは【マシュー・ボーンのシンデレラ】の舞台が東急シアターオーブにて来日公演を行うことも決定している。

◎公開情報
『マシュー・ボーン IN CINEMA/シンデレラ』
2018年11月3日(土)
YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開