ひと言で「砂塵」10-FEETが初日のトリを飾る【ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018】

Billboard JAPAN

 2018年8月4日、日本最大の音楽フェスティバル【ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018】初日、同フェス最大キャパシティを誇るGRASS STAGEでトリを務めたのは、10-FEETだ。
ライブ写真(全7枚)

 SEが鳴った途端、会場は彼らのタオルで埋め尽くされた。初めにステージに姿を現したのはNAOKI。【京都大作戦】のTシャツを身にまとっていた。7月に起きた豪雨の影響で【京都大作戦~去年は雷雨でごめんな祭~】は開催中止。その無念はファンも本人も同じであると言わんばかりに、会場のボルテージは一瞬にして上がった。

 「10-FEETでしたありがとうございました! 最後の曲“VIBES BY VIBES”!」と1曲目にして“最後の曲”。朝から楽しんでいるはずのオーディエンスは疲れている様子も見せず、「1 size FITS ALL」へと続く。それは3人と約束していたかのような一体感、うっぷんを晴らすような勢いだった。

 NAOKIがステージから客席エリアを見渡し、思わず吹き出し笑いをしたのも分かる。彼らの周りには遠く見えなくなる丘の上まで人で埋め尽くされていたのだ。汗がまとわりつく猛暑の一日なのに、3人と観客たちは満面の笑みを見せながら「goes on」で跳ね上がった。が、「すごかったよ今の。何がすごかったって、砂塵。お前ら砂塵やったから今。もっとすごい砂塵いける?」とTAKUMAのユニークな煽りから、「super stomper」ではこの日一番の砂塵が巻き起こった。

 熱気と砂塵は止まらず「火とリズム」、「Fin」へ。7月の天気に恵まれなかった3人。今日の天気はどうだろうか。集まった観客たちとまた強く、優しく、そして熱く「2%」で8月は天気に仕返しだ。「夢の泥舟」で満たされているはずの心の隙間を強みに変えてくれたあとは、東京スカパラオーケストラのスカパラホーンズと「hammer ska」! この一瞬を糧にできるかはお前のハート次第! 思い思いのままに全力でぶつかり、「アンテナラスト」であっという間に後半戦だ。

 まるで計算していたかのように、太陽の沈みかけとともに「太陽4号」の一音目が響く。「誰かのここぞというときに言うことは、誰かの一生を勇気づけます」。「蜃気楼」が、「RIVER」がまだ離してくれない。この日が終わってしまうのを惜しむように「その向こうへ」、「ヒトリセカイ」。最後はたくさんのタオルが宙を舞い一日の終わり、10-FEETがこのステージに立てたことを祝うかのように、砂塵を巻き起こした観客たちと「CHERRY BLOSSOM」で締めくくった。

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