N.E.R.D/ケンドリック/ディランら出演のフジロック閉幕、ニッキー新作発売日またも延期、ドレイク首位記録がジェイ・Zと並ぶ:今週の洋楽まとめニュース
N.E.R.D/ケンドリック/ディランら出演のフジロック閉幕、ニッキー新作発売日またも延期、ドレイク首位記録がジェイ・Zと並ぶ:今週の洋楽まとめニュース

 今週の洋楽まとめニュースは、先週末に開催された【FUJI ROCK FESTIVAL '18】の話題から。日本最大級の野外音楽フェスティバルが7月28日から7月29日まで新潟・苗場スキー場で開催された。台風の影響で、不安定な天気が続いていたが、N.E.R.D、ポスト・マローン、サカナクションらが初日をキックオフ。2日目は、ケンドリック・ラマー、スクリレックス、YOSHIKI、BRAHMANらが熱いパフォーマンスパフォーマンスを魅せた。そして最終日は、チャーチズ、アンダーソン・パーク、Suchmos、HINDSらが出演。最終日のヘッドライナーとして登場した77歳のボブ・ディランは名曲を披露し会場を沸かせた。

【FRF '18】N.E.R.D/ポスト・マローン/サカナ/エレカシらが初日をキックオフ
【FRF '18】ケンドリック/スクリレックスxYOSHIKI/BRAHMANらの熱きパフォーマンスに沸いた2日目
【FRF '18】ディラン/チャーチズ/アンダーソン・パーク/Suchmos/HINDSらが彩った最終日
ポスト・マローン、フジロックでマック・デマルコのステージに登場 「上を向いて歩こう」をカヴァー

 続いて、ニッキー・ミナージュが、ニュー・アルバム『クイーン』のリリースを予定されていた2018年8月10日から1週間延期して17日にすると発表した。元々は6月15日に発売予定だったため、これで2度目の延期となる。この延期により、親友でコラボレーターのアリアナ・グランデの新作『スウィートナー』とリリース日が被ってしまうことになったが、これについてはセールス争いをするためではないと明言している。そのアリアナは今週、最新アルバム『スウィートナー』に収録されている自身の婚約者の名前をつけた楽曲「ピート」のタイトルを、彼のフルネームである「ピート・デイヴィドソン」へと変更し話題となった。

ニッキー・ミナージュ、ニューAL『クイーン』の発売を8/17に延期 親友アリアナの新作発売日と同じ日に
アリアナ・グランデ&ニッキー・ミナージュ、ニューALの発売日が同じ日になったことに対しコメント
アリアナ・グランデ、婚約者の名前をタイトルにした最新AL収録曲の曲名を変更した理由は?

 そして今週、来日中のファイヴ・セカンズ・オブ・サマー(5SOS)が「ヤングブラッド」のミュージック・ビデオを公開した。日本のロカビリー文化に焦点を当てながら永遠の愛を描いた、虚構と現実が交わる情熱的な物語が展開する内容の作品に仕上がっている。また、5SOSは、オリジナル曲とカヴァー曲をそれぞれ1曲ずつ演奏・録音し、2曲1セットでSpotifyユーザーへ向け配信する人気プログラム“Spotify Singles”のためにレコーディングした「ライ・トゥ・ミー」とポスト・マローンの「ステイ」のカヴァーを公開。「ステイ」をカヴァーした理由は、「美しく書かれた」曲だからとドラマーのアシュトン・アーウィンは明かしている。

来日中の5SOS、日本のロカビリー文化がテーマの「ヤングブラッド」MVを公開
5SOS、ポスト・マローンの「ステイ」をカヴァー

 さて、今週の米ビルボード・アルバム・チャートは、ドレイク『スコーピオン』が4週目の首位を獲得。2018年最高の初動ユニットを獲得した初登場週(7月14日付)から、首位を独走している本作は今週も、週間184,000ユニットを獲得し、ラップ・チャートでも同4週のNo,1をキープした。今週1位を獲得したことで、ドレイクのアルバム首位獲得総数は25週に更新された。ヒップホップ・アーティストの記録としては、同25週のジェイ・Zと並ぶ歴代2位タイで、通算32週のエミネムに続く記録となっている。今後、本作が何週間1位を死守できるかにもよるが、エミネムの記録を抜くのも時間の問題だろう。

【米ビルボード・アルバム・チャート】ドレイク『スコーピオン』が4週目の首位、アルバム首位記録はジェイ・Zと並んで歴代2位に

 そして、今週の米ビルボード・ソング・チャートは、ドレイクの「イン・マイ・フィーリングズ」が3週目の首位をキープした。SNSで拡散されている“ダンス・チャレンジ”効果により、ストリーミング・チャートでも3週目のNo.1獲得を果たした。また今週、この全米チャート“Hot 100”が60周年を迎えた。1958年8月4日にスタートしたHot 100は、ポップ・ミュージックの人気を測定する新たな指標となり、60年経った今も全米における不動の楽曲ランキングだ。本チャートで1位を獲得することは、当時のリッキー・ネルソンから現代のドレイクまで、アーティストにとって一つの基準であり続けている。

【米ビルボード・ソング・チャート】ドレイク3週目の首位、2010年代で最もNo.1を獲得したアーティストに
米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”60周年記念 チャートイン楽曲オールタイムTOP100
米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”60周年! 10曲以上のNo.1楽曲を持つ9組のアーティストをプレイバック

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