マーク・ロンソン、デュア・リパ参加のシルク・シティ新曲やディプロとの音楽性の違いについて語る
マーク・ロンソン、デュア・リパ参加のシルク・シティ新曲やディプロとの音楽性の違いについて語る

 マーク・ロンソンが英タイムズ紙とのインタビューで、ディプロとのコラボ・プロジェクト、シルク・シティがニュー・シングル「Electricity」をリリースすると明かした。この新曲はフローレンス・ウェルチとザ・エックス・エックスのロミー・マドリー・クロフトが共同で作詞作曲を務めており、デュア・リパがフィーチャーされている。

 ロンソンは新曲について、「大声で歌いたくなるような歌だ。昔作られていたようなスピリチュアルなピアノ・ハウス・ミュージック。リパは堂々としてるよ」と語っている。また、デュア・リパについては、「ゴスペル・ハウスを想起させるような深くてソウルフルな声を持っている」と絶賛している。

 彼はディプロとの仕事についても語っている。ロンソンは複数の楽器を操る熟練したミュージシャンだが、ディプロはピアノでいくつかのコードしか弾けないと本人が認めており、その代わり自分の音楽をあまり真剣に捉えないようにしているそうだ。ディプロの音楽に対するのんびりとしたスタンスは、細部に異常とも言えるほどこだわるロンソンのアプローチの完璧な引き立て役となったと彼は説明している。

 多忙なディプロとのスケジュール調整が難しかったと話すロンソンは、「正直初めの頃は少しイライラしたよ。“ちょって待て、四六時中スタジオにいなくちゃダメじゃないか!”って。でもふと、自分が初めてグループという状況を経験していることに気づいた。自分が一番好きなことが、彼にとって必ずしも一番好きなことではないんだ」と振り返っている。

 インタビューでは他にもショーン・レノンと幼馴染であることや、音楽に対する自身のロボットのような正確さや、多数のコラボレーターやプロデューサーについてロンソンは語っている。