Charaのブルーノート・ツアー・ファイナル公演、27年間のCharaを満喫できる1時間半に
Charaのブルーノート・ツアー・ファイナル公演、27年間のCharaを満喫できる1時間半に

 Charaのブルーノート・ツアー【Shut Up and Kiss Me! ~Sweet Soul Sessions Supreme~】東京公演が、2018年7月4日、5日にブルーノート東京で開催された。
Chara ライブ写真(全7枚)

 5月から行なっていた小編成ツアーのアンコール・ツアー。お馴染みのKan Sano (key)、MARTER (b)と、今回初めての共演となったFUYU(dr)、SHO OGAWA(g)というメンバーで各地を回り、東京公演では、竹本健一(cho)も加わって、ツアー最終日となる7月5日の2公演には、サプライズゲストとして庵原良司(sax)も登場した。

 この日は総勢6名の豪華メンバーによるスペシャルアレンジの「hug」の演奏が始まり、ファンの横を通り抜けて、ウェディングドレスのようなベールを身につけたCharaが登場。ステージ最前列にいるファンの方にベールを上げていただいてから歌い出したのは「Junior Sweet」。Sax庵原とのセッションは1曲目のみと言う贅沢な演出と共にライブがスタートした。

 中盤ではMARTERが弾き語りで1コーラス「ボクにうつして」を歌い上げる一幕もあり、続けて演奏されたのは「Tiny Dancer」。Charaもアコギを持ち、歌う姿にも目を奪われ、笑顔が溢れる空間となった。Kan Sanoのアコースティックピアノの音に引き込まれ、場内が一変し安心感に満ちた中、「せつなくでごめんね」が演奏された。楽曲の要所要所にKan Sano、MARTERのコーラスが入るのも、この【Sweet Soul Sessions】の見所だ。

 Charaの「一緒に踊ろう はしゃぎたいね」という言葉に座っていたファンは立ち上がり、ドラムのビートに合わせて体を揺らし、コールアンドレスポンスで場内の一体感がさらに増した。会場いっぱいに灯った暖かな火が見えるかのような雰囲気の中、Charaの大ヒット曲「やさしい気持ち」を披露。ファンの声も場内に響き渡り、愛に包まれた空間に心が揺れた。

 最新アルバム曲の『Sympathy』からデビュー曲の「Heven」まで、27年間のCharaの音楽を満喫できる楽曲を1時間半に渡ってファンのもとに届け、アンコールで披露した「愛の絆」まで、感涙の涙と共に全16公演のツアーを締めくくった。

PHOTO:amitamari

◎セットリスト
【Shut Up and Kiss Me! ~Sweet Soul Sessions Supreme~】
2018年7月5日(水)Blue Note TOKYO
<2nd Stage>
OP. hug (inst)
01. Junior Sweet
02. なぜ笑ってるのかな
03. ミルク
04. Sympathy
05. Tiny Dancer
06. せつなくてごめんね
07. Swallowtail Butterfly~あいのうた~
08. やさしい気持ち
09. Call me
10. Heaven
EN1. 愛の絆