ジョン・コルトレーンの完全未発表スタジオ録音作『ザ・ロスト・アルバム』の6月29日リリースに先駆け、発売日の前日にアルバム通常盤(全7曲)をDSD音源で一足早く聴ける試聴会開催の応募期限が、本日23:59までと迫っている。
ジャズ史上最高のカリスマ、ジョン・コルトレーンの完全未発表スタジオ録音作『ザ・ロスト・アルバム』。マッコイ・タイナー(ピアノ)、ジミー・ギャリソン(ベース)、エルヴィン・ジョーンズ(ドラムス)との通称“黄金のカルテット”と呼ばれる伝説のグループが、その絶頂期にあたる1963年3月6日に行った公式スタジオ・セッションを収録したもので、このたび、録音から55年の時を経て発表となる。
「アメリカ音楽史の歴史的遺産というべき音源の発掘～リリース」のニュースは海外はもちろん、日本国内でも民放はもちろんNHK総合のニュース番組で取り上げられるなど話題となっており、6月29日の発売に先駆けてアルバムを一足早く聴いた各分野のコルトレーン愛好家からは、興奮のコメントが到着している。
なお、発売日の前日にはアルバム通常盤(全7曲)をDSD音源で一足早く聴ける試聴会が、銀座のサウンドクリエイト ラウンジにて開催される。DSD音源は近年音楽ファンの間で注目されているハイレゾ音源の最高峰とも言われ、試聴会では圧倒的な音質で55年前のスタジオにいるかのような体験できるとのこと。参加のための応募締切りは本日6月21日23:59となっている。
◎コメント
・石塚真一 (漫画家)
奇跡の未発表！ ありましたかジョン！！ きましたかコルトレーン！！！
・江?文武 (WONK)
未発表作品って、なんだか聴いてはいけないものを聴いてるようなドキドキ感がありますよね。ましてや天下のコルトレーンの作品、それも黄金期の。2曲のUntitled Originalに彼はどんなタイトルを付ける予定だったんだろう？ ジャケットはどんな見た目になったんだろう？ なんてことを考えているとさらにドキドキが止まりません笑
・大塚広子 (DJ)
“ジョン・コルトレーン”や“ロスト・アルバム”の肩書きがなくても、この音楽の魅力に気づく人は多いはず。特に未発表の「アンタイトルド・オリジナル 11386」が素晴らしい(涙)。このニュースで真のジャズに出会えるなんて最高に素敵です。
・沖野修也 （Kyoto Jazz Massive/Kyoto Jazz Sextet）
名作を何度も聴く楽しみもあるが、レジェンドの未発表作に触れる喜びは格別。僕はあと何回この作品を聴くのだろうか？ 人の命に限りはあるけれど、音楽の命は永遠だ。
・後藤雅洋 (ジャズ喫茶いーぐる代表/ジャズ評論家)
60年代絶頂期コルトレーンが21世紀に蘇り、ジャズ喫茶に通い始めたころの青春が蘇った。艶のあるサックスの音色、演奏の勢が素晴らしい。マッコイ、エルヴィンも絶好調で、いわゆる「お蔵入り」音源ではまったくない完成度の高さだ。
・須永辰緒 (DJ/音楽プロデューサー)
歴史の証人のひとりになれたことに感謝。DJ的には「アンタイトルド・オリジナル 11386」のエルヴィン・ジョーンズのリズムワークの多彩さが印象深いです。
・挾間美帆 (ジャズ作曲家)
エンジニアの短いタイトル・クレジットの後に現れるジョンのソプラノ・サックスの音に、思わずのけぞってしまいました。全盛期を迎えた音楽家達の個性と音の火花を存分に楽しめる、センセーショナルな1枚です！
・原 雅明 (音楽評論家)
コルトレーンの音楽にある反復性とポリリズムを指摘したスティーヴ・ライヒは、この時代のコルトレーンのライヴに熱心に幾度も足を運んでいた。これは、アメリカの音楽史をまた別の視点から辿る楽しみも与えてくれる録音だ。
・藤岡靖洋 (コルトレーン研究家)
1963年アメリカが最も熱かった年、黄金カルテットの絶頂期にRVG(ルディ・ヴァン・ゲルダ―)正式スタジオ録音。これは文句なしの世界遺産級～永久保存盤！！
◎イベント情報
【ジョン・コルトレーン『ザ・ロスト・アルバム』DSD試聴会】
2018年6月28日(木)
OPEN 18:30 START 19:00
サウンドクリエイト ラウンジ (中央区銀座2-3-5 三木ビル5階)
参加方法：応募者より抽選で30名
応募方法詳細：
https://www.universal-music.co.jp/john-coltrane/
応募締切：2018年6月21日(木)23:59
◎リリース情報
アルバム『ザ・ロスト・アルバム』
2018/6/29 RELEASE
＜デラックス・エディション＞
UCCI-9295/6 3,456円（tax in.）
＜通常盤＞
UCCI-1043 2,592円（tax in.）
廣津留すみれ
しいたけ.
ラリー遠田
