【米ビルボード・アルバム・チャート】BTS(防弾少年団)が堂々の首位、リル・ベイビーのデビュー作TOP3入り 〈Billboard JAPAN〉|AERA dot. (アエラドット)

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【米ビルボード・アルバム・チャート】BTS(防弾少年団)が堂々の首位、リル・ベイビーのデビュー作TOP3入り

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【米ビルボード・アルバム・チャート】BTS(防弾少年団)が堂々の首位、リル・ベイビーのデビュー作TOP3入り

【米ビルボード・アルバム・チャート】BTS(防弾少年団)が堂々の首位、リル・ベイビーのデビュー作TOP3入り


 韓国のボーイズ・グループ=BTS(防弾少年団)の3rdアルバム『LOVE YOURSELF 轉 “Tear”』がNo.1デビューを飾った、今週の米ビルボード・アルバム・チャート。

 スタジオ・アルバムとしては、2016年10月にリリースした2ndアルバム『WINGS』から1年半振りとなる新作で、自身初の全米アルバム・チャート(Billboard200)首位獲得、K-POPのアーティストとしては史上初の快挙を達成し、アメリカ、アジアを中心に世界中で大きな話題となっている。

 TOP10入りは、2017年9月18日に発売された5作目のEP盤『LOVE YOURSELF 承 “Her”』が獲得した7位(2017年10月7日付)に続く2作目で、本作も韓国のアーティストとして初のTOP10入りしたことが話題となった。TOP10入りはしていないが、前作『WINGS』も26位をマークし、ワールド・チャートでは2作連続のNo.1獲得を果たしている。英語以外のアルバムが、米ビルボード・アルバム・チャートで1位をマークするのは、2006年2月11日付チャートでイル・ディーヴォの『Ancora』が獲得して以来、12年振り。

 その『LOVE YOURSELF 承 “Her”』が7位に初登場した際の初動ユニット数は31,000(そのうちアルバムの売上枚数は18,000枚)だったが、本作『LOVE YOURSELF 轉 “Tear”』では初動135,000ユニットを獲得。4倍以上のユニット数を獲得し、数字的な記録も大きく更新した。EP盤とスタジオ・アルバムでは、曲数の違いもあり、ストリーミングによるポイントに不利が生じるが、『LOVE YOURSELF 轉 “Tear”』が獲得した135,000ユニットのうち、ストリーミングによるみなし売上を除いても100,000枚を獲得している。売上枚数からも、彼らの全米首位獲得が、強豪不在でたまたま運が良かった、というわけではないことが分かる。

 全米チャートのみならず、イギリス(UKチャート)で8位、スウェーデンで6位、ニュージーランドで5位をマークするなど、ヨーロッパ各国でもTOP10入りしていて、本国韓国では、前作『WINGS』に続く2作連続、EP盤を含むと6作目の首位を獲得している(リイシュー、コンピレーション・アルバムを含めると9枚目)。

 BTSは、現地時間5月20日に米ラスベガスで開催された【2018 ビルボード・ミュージック・アワード】に出演し、<トップ・ソーシャル・アーティスト賞>を2年連続で受賞。アジアのボーイズグループとして史上初の生パフォーマンスを披露し、話題を呼んだ。アワード効果を受け、次週もTOP3には停滞するだろう。

 シングル曲としては、『LOVE YOURSELF 承 “Her”』収録の「MIC Drop」が獲得した28位が現在までの自己最高位。初のアルバム・チャート1位を獲得したことで、ソング・チャート(HOT100)でも何らかの記録を達成するかもしれない。同アワードで披露した「FAKE LOVE」も、上位ランクインが見込める。韓国のアーティストでは、PSY(サイ)が2012年に大ヒットさせた「江南スタイル」(最高2位)と、2013年の「ジェントルマン」(最高5位)の2曲が、これまでにTOP10入りしている。

 3位には、リル・ベイビーのデビュー・アルバム『Harder Than Ever』が初登場。初動ユニット数は71,000で、そのうちストリーミングによるみなし売上が65,000、アルバム・セールスは1万枚にも満たなかった。リル・ベイビーは、米ジョージア州アトランタ出身の新人ラッパーで、昨年は4作のミックステープをリリースしたが、スタジオ・アルバムとしては本作が初のリリースとなる。ドレイクをフィーチャーした先行シングル「Yes Indeed」がスマッシュヒットを記録し、アルバムのプロモーションに繋げた。シングル、アルバム含めTOP10入りは自身初。

 続いて4位には、ファイヴ・フィンガー・デス・パンチの新作『And Justice For None』がデビュー。初動71,000ユニットのうちアルバムの売上枚数は60,000枚で、リル・ベイビーとは対照的に、ユニット数のほとんどがセールス・ポイントによるものだった。ロックバンドはセールスが強い。本作は、2015年9月リリースの前作『Got Your Six』から約3年振り、通算7作目のスタジオ・アルバムで、最高7位をマークした2ndアルバム『War Is the Answer』(2009年)から6作連続のTOP10入りを果たしている。

 カナダ・トロント出身のラッパー、NAV(ナーヴ)のデビュー・アルバム『Reckless』は8位に初登場し、自身初のTOP10入りを果たした。本作からは、リル・ウージー・ヴァートとコラボした「Wanted You」がR&B/ヒップホップ・チャートで27位まで上昇中。これまでは、2017年にリリースした2作目のミックステープ『NAV』が24位、メトロ・ブーミンとのコラボ作『Perfect Timing』が13位をマークしていて、どちらもラップ・チャートではTOP10入りしている。初動ユニット数は36,000のうち、ストリーミングによるユニット数は32,000で、ほとんどがストリーミングによるみなし売上だった。アルバムには、トラヴィス・スコットやミーゴスのクエヴォなど人気アーティストが参加している。


Text:本家一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートの掲載は、5月25日以降予定となります。

◎【Billboard 200】トップ10
1位『LOVE YOURSELF 轉 “Tear”』BTS(防弾少年団)
2位『ビアボングス&ベントレーズ』ポスト・マローン
3位『Harder Than Ever』リル・ベイビー
4位『And Justice For None』ファイヴ・フィンガー・デス・パンチ
5位『インベージョン・オブ・プライバシー』カーディ・B
6位『グレイテスト・ショーマン』サウンドトラック
7位『KOD』J.コール
8位『Reckless』NAV
9位『ブラックパンサー:ザ・アルバム』VA
10位『ダイ・リット』プレイボーイ・カルティ


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