故アヴィーチー、葬儀は密葬で行われると遺族が発表
故アヴィーチー、葬儀は密葬で行われると遺族が発表

 2018年5月22日、故アヴィーチーことティム・バークリングの葬儀は近親者だけで執り行うと遺族が発表した。

 米ビルボードに宛てた声明には、「音楽ファンにアヴィーチーとして知られていたティム・バークリングの葬儀について多数の問い合わせが寄せられています。バークリング家は、ティムと親しかった者たちだけで行う密葬にすると決定しました。メディアの皆様には、これを尊重していただきたくお願い申し上げます。追加事項はございません」と綴られている。

 アヴィーチーは2018年4月20日にオマーンのホテルの一室で亡くなっているのが発見され、遺族が自殺であったことを公表した。この時の声明は、「私たちの愛するティムは探求者で、実存的な問いの答えを探し求める脆い芸術的精神の持ち主でした」と始まり、「ツアーをやめた時、彼は幸せでいることと、一番やりたいことである音楽を続けるためのバランスを人生に見いだそうとしていました。彼は“有意性”、 “人生”、“幸せ”について深く悩んでいました。もう限界を迎えていました。彼は安らぎを見いだしたかったのです」と綴られていた。

 アヴィーチーは過去に自身の健康問題についても明かしており、急性膵炎を発症し、胆のうと膵臓の切除手術を受けていたことも2016年に突然ツアーから引退した要因の一つだった。

 5月20日に開催された【2018 ビルボード・ミュージック・アワード】でザ・チェインスモーカーズとホールジーがアヴィーチーを追悼した際、アンドリュー・タガートは、「彼の死は音楽界と僕たちに大変な喪失感を与えました。彼は多くの者に様々な形で刺激を与えたアーティストであり、端的に言えば、僕らとEDMコミュニティの皆にとってかけがえのない人でした」と彼の死を悼んだ。