R.ケリー、約1,110万円のギャラと損害賠償を求める裁判に敗訴
R.ケリー、約1,110万円のギャラと損害賠償を求める裁判に敗訴

 R.ケリーが米ジョージア州のコンサート会場運営会社を相手取って起こした訴訟に敗訴した。先週シカゴで行われた法廷審問を欠席したことが原因と伝えられている。

 この訴訟は2017年2月に行われたライブを巡り、R.ケリーのマネージメント会社RSK Enterprisesがジョージア州のコンサート会場Macon Coliseumの運営会社Comcast Spectacorを契約違反で訴えたもので、ライブを行なったにもかかわらず10万ドル(約1,110万円)のギャラが支払われなかったとしてこの金額と損害賠償を求めていた。

 ピッチフォークが入手した、2018年5月15日にジョン・ロバート・ブレイキー裁判官が訴えを棄却した際の判決文によると、R.ケリーが4月3日と5月8日の審問も欠席したとの記載があり、”今後また欠席することがあれば訴訟不追行により訴えが棄却されることもあるだろう”と通告していたとされている。

 また、2018年4月25日にはRSK Enterprisesの弁護士2名が”倫理的義務”を理由にこの訴訟から手を引いていた。R.ケリーは会社の代表者または別の弁護士と共に次の審問に出席するよう命じられていたがこれに応じなかった。

 R.ケリーは複数の女性への性的暴行やセックス・カルト疑惑が告発されており、ここ数か月の間厳しい監視の目にさらされている。彼はこれらの疑惑を否定しているが、先月彼の弁護士、アシスタント、そして広報担当者が全員辞職している。