<ライブレポート>【LFJ2018】アンヌ・ケフェレックにとっての“新しい世界”とは

2018/05/14 12:45

 ケフェレックはいったん弾きはじめると、プログラムの最後まで拍手を要求しない。各作品の最終音を弾いた鍵盤から指を離さず、そのまま次の作品へと向かう――選曲の物語性がきわだつ弾き方だ。フライング拍手は全く生じない。ステージ上での所作もまた、沈黙の瞬間まで含め、驚くほど雄弁で音楽的なのである。それらの所作や沈黙の作り方が、彼女の豊かな経験、深い洞察の賜物であったことは、当フェスの最中に一般公開で行われたマスタークラス(プロ奏者向け講習会)で彼女がそれらの点に細かく言及していたことからも明らかだった。

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