【深ヨミ】HKT48『早送りカレンダー』セールス動向から見る、西日本や九州への影響度
【深ヨミ】HKT48『早送りカレンダー』セールス動向から見る、西日本や九州への影響度

 5月14日付Billboard JAPAN週間セールスシングルチャート“Top Singles Sales”では、HKT48『早送りカレンダー』が173,625枚で首位を獲得した。

 『早送りカレンダー』は前作『キスは待つしかないのでしょうか?』から9カ月ぶりにリリースされた11枚目のシングル。センターポジションはともにシングル曲初めてとなる『なこみく』こと矢吹奈子と田中美久がWセンターを務めた。

 今回はその売上げ動向を地域別で調査。SoundScan Japanのセールスデータから、店舗での初週売上げ地域別トップ5を抽出すると下記のようになる。(カッコ内は同一集計期間内における全シングル販売枚数の地域別の割合)

関東 38.0%(43.3%)
九州 28.6%(9.2%)
中部 8.8%(11.6%)
近畿 7.1%(16.4%)
中国 5.0%(4.0%)

 全タイトル平均と比較するとさすがに本拠地である九州の占有率が高くなっているが、図1のグラフからは濃い青(青いほど西)の広がりからわかるように九州だけでなく、中国・四国も含めた西日本全体で多く購入されている事がわかる。

 また、図2は図1の九州の部分(一番左の最も濃い青)の詳細であるが、九州の主要県別でみると、大多数のメンバーの出身地である福岡だけでなく、今作センターのうちの一人である田中美久の出身地である本・選抜常連メンバーである宮脇咲良の出身地である鹿児島・今作2人の選抜メンバー(駒田京伽・冨吉明日香)を輩出している宮崎の健闘が目に付く。

福岡 13.4%(5.5%)
熊本 4.9%(1.3%)
鹿児島 3.5%(0.6%)
宮崎 3.3%(0.4%)
他九州 3.5%(1.3%)

 これらのデータからHKT48の購買層は本拠地である福岡一極ではなく九州全体や西日本全体に広がりをみせているのがわかる。