岩田剛典、森の中で演じるのではなく“生きた”映画『Vision』の撮影を振り返る
岩田剛典、森の中で演じるのではなく“生きた”映画『Vision』の撮影を振り返る

 映画『Vision』の完成報告会が4月26日(木)に都内で行われ、永瀬正敏、夏木マリ、岩田剛典、美波、河瀬直美監督らが登壇した。さらに、ジャズピアニストの小曽根真も登場し、テーマソングをピアノで披露した。
映画『Vision』完成報告会写真(全10枚)

 河瀬監督と三度目のタッグとなる永瀬は、「僕が脚本を読ませていただいて、役を進んでいく過程で、最後まで監督と見ている到達点は絶対に一緒。それは自信があります。でも昨日(映画を)見させていただいたら、監督の目線ははるかに遠くから見ていらしゃっると気づいて、こりゃまだまだだな…と思いました。まだ頑張らなきゃと思います。」と語った。

 河瀬組初参加となった岩田は、「森の中で、演じるのではなく“生きる”ということを監督から教えていただきました。見ている方全員がきっと森の中に自分が迷い込んだような錯覚に陥る、それくらい臨場感のある作品に仕上がったと思います。」と語った。

 さらに夏木も「演じるのではなく、暮らしてきました。2週間iPhoneを取り上げられSNSも禁止で、(自身の役の設定は)1000年生きてますから、iPhoneは持っていないだろうということで。SNSをお休みさせていただき、商売あがったりだったんですが。」と、最後は会場を笑わせた。

 本来クランクインする1ヵ月前から「森に住んでくれ」とお願いされていた岩田だったが、三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBEのツアー中だった為断念。けれど「劇中でジュリエット・ビノジュさんも寝ているという設定の納屋に住まわせていただき、寝起きとともに顔にカメムシが三匹ほどついているような場所で、虫と共存していましたね。」と、撮影中の生活を振り返った。しかし岩田は、撮影途中で風邪をひいてしまい、納屋のある場所から少し下山した民宿に宿泊し「夏の撮影の時に夏木さんが泊まられていた部屋に泊まらせて頂きました。」と明かした。「え、私岩ちゃんと同じところ泊まったの?うれしいです!それだけでテンション上がります!」と夏木もうれしそうに答えていた。 

◎公開情報
映画『Vision』
2018年6月8日(金)全国公開
(C)2018“Vision”LDH JAPAN, SLOT MACHINE, KUMIE INC.