カニエ・ウェスト、自己啓発本を“リアルタイムで”執筆中? 意味深なツイートを連投
カニエ・ウェスト、自己啓発本を“リアルタイムで”執筆中? 意味深なツイートを連投

 2017年5月から削除していたTwitterアカウントを先週復活させたカニエ・ウェストが、失われた時間を取り戻すかのように哲学的なツイートを連投している。

 2018年4月13日にアカウントを復活させた彼は15日に元NBA選手ラマー・オドムとの思い出や自身のファッションブランドYeezyのアイデアなどをいくつかツイートしたが、「現存する意識の中でしか機能できない者もいれば、意識をずらせる者もいる」などと、一見すると意味不明な投稿もしていた。

 その翌日から彼は、「クリエイターなら、君のアイデアが最強の通貨だ」、「創造する能力を死守しなければならない」、「気が散ることはヴィジョンの敵だ」などと、自己啓発的なアドバイスを投稿し始めた。それらを総合すると、彼はどうやらクリエイターは自身のアイデアに集中し、生産性を上げるためにSNSやネットから離れる時間を作る必要があると言いたいようだ。

 「起きたらすぐにスマホやネットに飛びつかないで、できれば誰とも話さないで1時間くらいは過ごすようにしよう。ただじっとして自分のイマジネーションを楽しもう。どんな映画よりもいい」と彼は投稿している。そして、「君のアイデアが一番だ。他人の意見は大抵気が散るだけで参考にはならない。自分のヴィジョンに従おう。愛に基づいて行動しよう。大好きなことをしよう、そして無条件に好きじゃないならできるだけ早くやめよう」とアドバイスしている。

 彼は更に、「集団に従ってはならない。自分の中にある生来の感情に従おう。考えたことではなく、感じたことをしよう。考えとは皆を同化させるために頭の中に入れられたものだ。感じたことに従おう」というブルース・リーの有名なセリフのような考えや、「俺は敵というコンセプトを信じていない。俺たちは常に競争することに慣れてしまっている。打ち負かす何かを探すのをやめて、ただ存在しよう。全部自分でやろうとしなくてもいい。愛を基に動き始めれば宇宙が力を貸してくれる」、「嘘をつくのをやめよう」などの助言をいくつも投稿している。

 これらの投稿の合間にカニエは、“リアルタイムで”自己啓発本を執筆中であることも明かしており、「何をどこに入れるかとか、何ページ書くかといったことを出版社や広報に指図されるつもりはない。これで儲けようとなんて思っていない、ただ生来の表現欲求だ」としつつも、この“本”については「気が向いた時に進める」と、具体的な発売時期については未定のようだ。

◎カニエ・ウェストによる投稿
https://twitter.com/kanyewest/status/986621133976887296
https://twitter.com/kanyewest/status/986621201920356352
https://twitter.com/kanyewest/status/986624114579333120
https://twitter.com/kanyewest/status/986624497301127169
https://twitter.com/kanyewest/status/986624649311088642
https://twitter.com/kanyewest/status/986625627364077568
https://twitter.com/kanyewest/status/986625837330923520
https://twitter.com/kanyewest/status/986629639874297856