チャンス・ザ・ラッパー、ハイネケンのCMが人種差別的と指摘
チャンス・ザ・ラッパー、ハイネケンのCMが人種差別的と指摘

 チャンス・ザ・ラッパーがオランダのビール会社ハイネケンの最新キャンペーンが人種差別的であると指摘している。
チャンス・ザ・ラッパーによる投稿

 ハイネケンは、“Sometimes, lighter is better” (ライトな方がいい時もある)というコピーでキャンペーンを展開しているが、この“light”には“軽い”という意味の他に“色が薄い”という意味もあり、コマーシャルではバーテンダーが放ったビール瓶が黒人女性や黒人ミュージシャンを素通りし、白人女性のもとに届くという内容となっている。

 チャンスは2018年3月25日にTwitterで、「再生数を稼ぐ為にわざと明らかに人種差別的な広告を出している会社があると思う。そしてそのクソ(みたいな広告)は人種差別的で誠意がないから、それについて投稿することで手を貸すのも良くないんだろうけどさ。でも言うしかないだろう。ハイネケンの“sometimes lighter is better”CMは恐ろしく人種差別的だな、OMG」と投稿した。

 その後も彼は怒りが収まらなかったようで、「別にボイコットしろとか炎上させろとか言ってるんじゃない。ただ、こういうことがあまりにも多いってことに言及しているんだ。奴らは消費者やTwitter利用者やフリーランサーとかをからかってるんだと思う。俺だってこれについてものすごくツイートしたかったわけでもないけど、しないわけにもいかないと言うか」と補足している。

◎ハイネケンのCM
https://ispot.tv/a/wQHP

◎チャンス・ザ・ラッパーによる投稿
https://twitter.com/chancetherapper/status/978078809995046912
https://twitter.com/chancetherapper/status/978080933050974208
https://twitter.com/chancetherapper/status/978082289207988231