【ビルボード】映画『グレイテスト・ショーマン』サントラが総合アルバム首位返り咲き 米津玄師は過去作品もチャート浮上
【ビルボード】映画『グレイテスト・ショーマン』サントラが総合アルバム首位返り咲き 米津玄師は過去作品もチャート浮上

 2018年3月26日付の総合アルバム・チャート“HOT ALBUMS”では、映画『グレイテスト・ショーマン』のサウンドトラック『グレイテスト・ショーマン(オリジナル・サウンドトラック)』が、今回で3回目となる総合首位を獲得した。

 前週、三浦大知『BEST』に“HOT ALBUMS”3連覇を阻まれた『グレイテスト・ショーマン(オリジナル・サウンドトラック)』。しかし、映画の公開以降、本作のチャート・アクションを支えているダウンロード・セールスはいまだ根強く、当週は8,521ユニットを売り上げて5週連続となるこの部門1位を獲得した。加えて、フィジカル・セールスも好調であり、13,825枚を売り上げてこの部門4位、累計売上は7万枚を突破している。そしてルックアップは5位と、9回目のチャートインにしてどの指標も隙がなく、この勢いはしばらく衰えることはなさそうだ。

 今回で20回目のチャートインとなった米津玄師『BOOTLEG』は、パッケージ・セールス7位、ダウンロード2位、ルックアップ1位をマークして、総合では前週4位から2位に浮上。ルックアップでは初登場から3位以内を堅守しており、レンタルを中心としたグレー・ユーザーへの拡がりがチャート上の動きからも窺える。

 また米津玄師は、『YANKEE』、『Bremen』、『diorama』の過去3作も当週の“HOT ALBUMS”にチャートインさせている。『YANKEE』は21位から15位、『Bremen』は35位から24位、『diorama』は82位から51位と、どの作品も前週から大きくジャンプアップしており、このことからも、『BOOTLEG』や3月14日にCDリリースされた最新シングル『Lemon』の露出を通じ、過去作品に触れる新規リスナーが着実に増え続けていることが予想できる。

 初週売上19,158枚を記録してパッケージ・セールス1位となったのは、斉藤和義の通算19枚目となるオリジナル・アルバム『Toys Blood MUSIC』。ダウンロードは10位、ルックアップは18位と他指標が少々伸び悩み、総合では3位に収まった。続く総合4位は、スキマスイッチの通算7枚目オリジナル・アルバム『新空間アルゴリズム』。パッケージ・セールス3位、ダウンロード3位、ルックアップ21位と、主にセールス面で好記録を残している。そしてトップ5ラストには、BUCK-TICKの通算21枚目となるオリジナル・アルバム『No.0』がチャートイン。

◎【HOT ALBUMS】トップ20
1位『グレイテスト・ショーマン(オリジナル・サウンドトラック)』V.A.
2位『BOOTLEG』米津玄師
3位『Toys Blood Music』斉藤和義
4位『新空間アルゴリズム』スキマスイッチ
5位『No.0』BUCK-TICK
6位『BEST』三浦大知
7位『Everybody!!』WANIMA
8位『Finally』安室奈美恵
9位『M.S.S.Phoenix』M.S.S Project
10位『I』JUJU
11位『スポットライト』FLOWER FLOWER
12位『GLORIOUS』東京スカパラダイスオーケストラ
13位『H.O.T』Nulbarich
14位『虚構集』Reol
15位『YANKEE』米津玄師
16位『NCT 2018 Empathy』NCT
17位『Color of Life』下野紘
18位『アンコール』back number
19位『juice』Little Glee Monster
20位『緑黄色社会』緑黄色社会