ケイティ・ペリーにファースト・キスを奪われた青年が心境を語る「あれはリップ・コンタクト」
ケイティ・ペリーにファースト・キスを奪われた青年が心境を語る「あれはリップ・コンタクト」

 2018年3月11日に『アメリカン・アイドル』新シーズンの初回が放映されたが、審査員を務めるケイティ・ペリーが候補者の19歳の青年、ベンジャミン・グレイズのファーストキスを奪ったことが賛否両論を巻き起こしている。
ケイティ・ペリーによる投稿

 ベンジャミンは、自分が家電量販店のレジ係として働いており、客として可愛い女性が来るのが楽しみの一つであると審査員たちに明かした。また、これまで女性と交際したことがないことや、付き合っていない女性とキスはできないと彼が話すと、ケイティが彼を審査員席に呼び寄せた。

 彼女が自分の顔を出して頬にキスするよう促すと、彼は「ほっぺに1回?」と承諾。ところが「音がしなかった」と言われ、彼がもう一度キスをしに彼女の顔に近づくと、すかさずケイティが唇にキスしてファースト・キスを奪い、驚いた彼はその場に倒れこみ、「ケイティ!なんてことを!」と動揺してしまった。

 ケイティは後にこの時のことをミニー・マウスがミッキーにキスしているGIFと共にツイートしている。

 米オクラホマ州イネド出身のベンジャミンは、ニューヨーク・タイムズ紙に対し、キスされたことを性的嫌がらせとまでは感じなかったものの、“ほんのちょっと”気まずかったと話した。「“私とキスしない?”と彼女に言われてたとしたらやっていたか?いいや、僕はノーと言っていた。多くの男性が“もちろん!”って答えるだろうって分かってる。だけど自分の場合、保守的な家族に育てられたからすぐに気まずさを感じた。自分のファーストキスは特別にしたかったんだ」と彼は語った。

 オーディションは残念ながら合格しなかった彼だが、ケイティとの一連の騒動もあり、音楽にも注目が集まった。そして彼は地元の友人にキスについて相談したところ、「あれはカウントしなくていいって、彼らも僕と意見が一致した。あれはリップ・コンタクトであって、好きな相手とのロマンティックなシチュエーションじゃなかった。本当のファースト・キスってのはそういうことだから」と前向きに捉えているようだ。

◎ケイティ・ペリーによる投稿
https://twitter.com/katyperry/status/973047619382665217