高橋真梨子、ペドロ&カプリシャス40年ぶり再結成 バースデー・パーティーのレポートが到着
高橋真梨子、ペドロ&カプリシャス40年ぶり再結成 バースデー・パーティーのレポートが到着

 高橋真梨子が、ライブとトークで構成するアニバーサリー&バースデー・パーティーを開催した。

 本公演は、1973年3月10日にペドロ&カプリシャス2代目ボーカルとして『ジョニィへの伝言』でデビューした?橋真梨子が、彼女自身の誕生日となる3月6日、同週末に迎えるレコードデビュー45周年と、日頃のファンへの感謝を込めて開催したもの。

 年明けから楽曲制作を開始してアルバム発売、ツアーと年間を通して音楽活動を行うことが多い高橋にとって、自身の誕生日の当日にステージに立つことは滅多になく、さらに数千人規模のホールでのコンサートが通例の彼女にとって600人のファンを前にステージに立つということも異例中の異例。そんなプレミアムな一夜に加えて、1978年に脱退して以来40年ぶりとなるペドロ&カプリシャスとの、ファンを前にした再演も実現。後にも先にもこの日限定・一夜限りの幻の再結成となった。

 イベントは旧知の仲の生島ヒロシ氏が担当。「今日は?橋真梨子さんの誕生日でありレコードデビュー45周年を目前に控えてのWアニバーサリー・イベントにようこそ。では早速このスペシャルなショウでスタートしましょう!」とMCするとサポートメンバーに続き、ペドロ梅村氏、ヘンリー広瀬氏、鈴木ウータン正夫氏、古城マサミ氏のペドロ&カプリシャス オリジナルメンバーが登場。シンガー・高橋真梨子のキャリアスタートの第一歩となった「ジョニィへの伝言」のイントロが流れて、?橋本人がステージに現れると会場のオーディエンスからは割れんばかりの拍手が沸き起こった。

 続けて「別れの朝」「陽かげりの街」を披露し迎えたトークでは、久々の再結成についてヘンリー広瀬氏が「こうして集まるのも40年ぶりですね。」と言うとリーダーのペドロ梅村氏が「50年ぶりじゃない?」と年数を間違えて他のメンバーから「今日はレコードデビュー45周年のイベントなんだから、お客さんのほうが詳しいよ!」と諭されるなど、息ぴったりの再結成となった。その後いつものコンサートツアーメンバーでファンへの感謝を込めた「ありがとう」やソロデビュー曲「あなたの空を翔びたい」を歌唱した高橋は、「誕生日にステージに立つなんて夢にも思わなかったけど、こうして皆さんに会えてこの先よい思い出が出来ました。皆さんに会えるとまだまだステージにいたいなって思います。」と決意を新たに語り、サンタナの「Black Magic Woman」をペドロ&カプリシャス+ヘンリーバンドの混成大所帯バンドをバックに熱唱した。

 その後イベントは、秘蔵映像コーナーあり、ゲストとして大親友の女優・萬田久子氏と料理研究家・井上絵美氏を迎えての女子会コーナーあり、バースデーケーキ登場とともに会場のファンがハッピーバースデーを歌って祝うシーンあり、と通常のコンサートとは違ったアットホーム感に包まれた。会の最後には高橋が「ここで私からも皆さんに少しだけプレゼントしたいと思います。まだ誰にも聴かせたことのない、今レコーディングしている楽曲を1曲お届けします。」というコメントとともにピアノ1本で新曲を披露するサプライズ付きで、約2時間のステージは幕を閉じた。

 3月7日にはレコードデビュー45周年を記念して、45年間の代表曲・ヒット曲を全網羅した究極のコンプリート・ベスト・アルバム『the best~STANDARDS~』のリリースも決定。昨年末の第68回NHK紅白歌合戦で披露された「for you...」はもちろん、キャリアスタートとなったデビュー曲「ジョニィへの伝言」などを収録した『the best~STANDARDS~』は、現在発売中の『the best~new edition~』をベースにしつつも同作品が発売された2004年11月以降にリリースされた楽曲も新たに選曲・収録することで内容をリニューアルしたDISC-1とDISC-2に、それぞれロングヒットを記録したカバーアルバム7作品からのベストテイクを集めたDISC-3を新たに加えたCD3枚組全50曲というボリューム満載・充実の内容で構成され、さらに全曲リマスタリング音源として収録される。

◎ライブ情報
【Mariko Takahashi 45th Anniversary & Birthday Party】
2018年3月6日(火)
東京・日本橋三井ホール

◎リリース情報
New Best Album『the best ~STANDARDS~』
2018/3/7 RELEASE
VICL-64938~64940 4,200円(tax in.)