故エイミー・ワインハウス、17歳の時に録音された未発表デモ曲が公開
故エイミー・ワインハウス、17歳の時に録音された未発表デモ曲が公開

 故エイミー・ワインハウスの突然の死から今年で7年になるが、彼女のデビュー前に録音された未発表デモ曲が公開された。
エイミー・ワインハウス 未発表デモ曲

 「マイ・オウン・ウェイ」と題されたこの曲は2001年に録音されたが、当時ワインハウスはまだ17歳で、デビューへの糸口を掴もうとしていた。彼女の初期のプロデューサーで作曲家のギル・カングは、「あまりにも長い間その辺に転がっていたんだ。先週また見つけた時、“人々に聴いてもらうために公開しよう”と思ったんだ」とコメントしている。

 楽曲は共同作曲者のジェームズ・マクミランと共同製作された。カムデン・ニュー・ジャーナルによると、当日彼女は“シナトラ・イズ・ゴッド(シナトラは神)”とお尻に書かれたジーンズを履いてスタジオに現れ、たった3テイクで歌入れを終了したそうだ。

 カングは、「当時ポップス界は特に悲惨な時代だったんだ。ひどい女性グループや男性グループばかりで、そいつらのために作品を作らなければならなかった。そんな時、エイミーが僕らに会いに来て、口を開いた途端に僕たち全員が圧倒された」と振り返っている。

 「マイ・オウン・ウェイ」はワインハウスが尊敬し得意としていたジャズ風アレンジではなく、どちらかと言えばポップ寄りで、2000年代初期の上質なR&Bを彷彿とさせる楽曲に仕上がっている。彼女にしては若い声だが、17歳にしては驚くほど大人びている。

 このデモは、彼女が『フランク』でデビューする2年前に録音された。

◎「マイ・オウン・ウェイ」未発表デモ
https://youtu.be/YZrtSdRS3cs