ポール・マッカートニー、イスラエルの【ウルフ賞】音楽部門受賞
ポール・マッカートニー、イスラエルの【ウルフ賞】音楽部門受賞

 2018年2月12日、イスラエルのウルフ財団は今年の【ウルフ賞】音楽部門の受賞者の一人にポール・マッカートニーを選出したと発表した。“近代音楽に大きな影響力を及ぼした貢献”がその受賞理由だ。

 もう一人の受賞者はハンガリーの指揮者アダム・フィッシャーで、”感銘を与える指揮者であり、雄弁な人権の擁護者”であると財団は述べている。

 ウルフ財団は他にも化学、農業、数学、物理の各部門を発表し、日本からは今年の化学部門には東京大学の藤田誠教授が選ばれている。米国のOmar Yaghi教授との共同受賞となる。【ウルフ賞】受賞後に【ノーベル賞】を受賞した学者はこれまでに40人近くおり、【ノーベル賞】の行方を占う賞の一つと言われている。芸術部門は毎年音楽、建築、絵画、彫刻の順に選定される。

 【ウルフ賞】の賞金は10万ドル(約1,080万円)。ウルフ財団からマッカートニーの代理人には連絡済みだそうだが、彼が5月にイスラエルで開催される授賞式に出席するかはまだ未定だ。