エミネム、「クロラセプティック」リミックスで最新ALへの批判にカウンター
エミネム、「クロラセプティック」リミックスで最新ALへの批判にカウンター

 エミネムが2017年12月にリリースした約4年ぶりのニュー・アルバム『リバイバル』は、成熟したともつまらなくなったとも受け取れる内容と“ポップ過ぎる”ゲストの面々に関して激しい批判を引き起こしているが、彼が甘んじて受け入れる筈もなく、それらの否定的な反応へのアンサー・トラックとも言うべきリミックスをドロップした。

 2018年1月8日に公開された「クロラセプティック」の痛烈なリミックスには、オリジナル版でフックをラップしていただけだったフレッシャーの新たなヴァースが入っている他、2チェインズもフィーチャーされている。トラップ・テイストのオリジナルではゆったりと落ち着いたフローを聴かせているエミネムだが、リミックスでは“Rap mature, why can't you be like Macklemore? Huh?”(成熟したラップ、なんであんたはマックルモアみたいになれないんだ、え?)などとファンの批判を皮肉りながら、自らの思いを畳み掛けるように激しくぶつけている。

 アルバムからの1stシングル「ウォーク・オン・ウォーターfeat.ビヨンセ」へのパッとしない反応について彼は、“前ほどヒリヒリしてないってか、「ウォーク・オン・ウォーター」がダメだってか、クソ野郎が、ざけんじゃねーぞ”と返答。アルバムのフィーチャリング・アーティストへの批判については、“お前らトラック・リストを見て聴く前からかんしゃくを起こしやがった / で、座ったまま腕組みしながら判断しやがった / くだらねえリアクション動画を作ったり、曲について議論しやがった”と辛辣だ。

 彼はまた、昨年10月の【BETヒップホップ・アワード】でトランプ米大統領を批判して賛否両論を引き起こしたフリースタイルにも触れ、“そして俺は自分の立場を明確にして‘日焼け顔’(トランプ大統領)を口撃し、自分のmothafuckin’ファン層を実質的に半減させたけど、まだお前より売れてるぞ。お前最近俺の作品をクソだと言ったな、ありがてえ、俺は分が悪い方がラップが上手くなるんだ」と、再び大統領をディスっている。

 Twitterには、「お前らエミネムを怒らせたな、呆れたぜ。これで満足か?」、「クロラセプティック・リミックスのエミネムのヴァース後の自分の電話」などと燃えるスマホや人物の写真が投稿されるなど、昔の尖ったエミネムが帰ってきたと歓喜するファンのツイートで溢れている。

◎エミネムによる投稿
https://twitter.com/Eminem/status/950486514357678080