12月23日はアメリカの音楽界で活躍したドラマー、リッキー・ローソンの命日。

 リッキー・ローソンは1954年11月8日アメリカ・ミシガン州デトロイト生まれ。10代の頃からドラマーとして音楽の道を志し、弱冠18歳でロイ・エアーズのバンド、ユビキティに参加。その後はロサンゼルスに本格的に拠点を移し、ジャズ・フュージョン・ユニット、イエロージャケッツを結成し、オリジナル・メンバーとして1987年までバンドに在籍。その後はふたたびセッション・ドラマーとしてフィル・コリンズ、エリック・クラプトン、マイケル・ジャクソン、ホイットニー・ヒューストンらのレコーディングやツアーに参加し、米音楽界において人気セッション・ドラマーとしての地位を不動のものとした。ローソンの残した名演として知られているのが、映画『ボディガード』の主題歌として爆発的ヒットを記録したホイットニー・ヒューストンの「オールウェイズ・ラヴ・ユー」(1992年)。また、1998年にはフィル・コリンズやアル・ジャロウ、ジェラルド・アルブライト、ジョージ・デュークらのとともに初のリーダー作『ファースト・シングス・ファースト』を発表している。

 ローソンは2013年12月23日、かねてから患っていた脳動脈瘤により59歳でこの世を去っている。