THE YELLOW MONKEYのドキュメンタリー映画『オトトキ』をみて「家族みたい」と語る
THE YELLOW MONKEYのドキュメンタリー映画『オトトキ』をみて「家族みたい」と語る

 11月11日に公開される、THE YELLOW MONKEYのドキュメンタリー映画『オトトキ』公開に先駆けて、関西のラジオ局FM802『ROCK KIDS 802-OCHIKEN Goes ON!!-』の番組公開収録&試写会が行われた。今回は映画のキャッチコピーである"4Pしようぜ"に因み、4人1組の学生グループ限定でご招待。

 解散前のTHE YELLOW MONKEYのことをあまり知らないであろう世代ということで、どこでTHE YELLOW MONKEYのことを知ったの?という質問には「親が聞いていた」という回答が目立つ。他にも「友達に教えてもらった」「再結成して最近知った」という学生も。中には、「再結成後にお母さんとライブに行きました。」という学生もいて、今やもう親から子の世代まで愛されているバンドになっている。メンバーが登場すると、ベースの廣瀬洋一は自己紹介で「54歳、おじいちゃんと呼んでね。」と会場を沸かす場面も。

 メンバーと共に登場した、監督の松永大司は「この作品は、音楽をやっているのはもちろん、人としてのTHE YELLOW MONKEYを約1年間かけて撮った作品です。」と映画のことを紹介。ギターの菊地英昭は、「監督はまるで空気のように撮影していて、時には普通に喋っている時もあって、いつ撮られているのか分からなかったぐらい、自然に撮られていた。」と語る。

 ボーカルの吉井和哉は、バンドメンバーとの出会いを語り、そしてTHE YELLOW MONKEYの解散から再結成までを「39歳の時に僕が独り立ちしたくなって解散したんだけど。家族が恋しくなって、また集まったお話です。」とバンドを家族にたとえて紹介。

 ドラムの菊地英二も「映画として客観的に見て、バンド自体が家族みたいに見られてるのかと思った。仲のいいおっちゃん達が、音楽で一つになっているというか。」と"家族"という言葉を強調し、「今までだったら許せてなかったような、素の部分まで見せているよね。」と話す。廣瀬洋一も「全部が全部かっこいいじゃなくていい、『素でいいじゃん』と思えるようになった。」と応える。

 松永大司監督は映画『オトトキ』のタイトルに関して「なるべく多くの人に関心を持ってもらえるよう、自分で考えました。分からなくてもいい言葉で、この映画を観てもらった人自身に、オトトキとは何か感じて貰えたらいい。」と解説。

 この映画では、メンバーが語ったようにバンドメンバーがもつ家族のような深さや安心感が、再結成した今だからこそ過去と未来よりも強く強く結ばれているように感じる。50を過ぎた4人のメンバー達が、汗まみれで音楽を通してひとつになる瞬間を、親世代だけでなく、10代や20代の若い世代にも感じて、未来永劫に繋げていって欲しい。

 この公開収録の模様は、11月8日(水)21時?のFM802『ROCK KIDS 802-OCHIKEN Goes ON!!-』でオンエア。

写真提供:FM802

◎イベント情報
【ROCK KIDS 802-OCHIKEN Goes ON!!- THE YELLOW MONKEY 映画『オトトキ』学生限定試写会】
日時:2017年11月2日(木)<終了>
会場:梅田ブルク7 シアター6
ゲスト:THE YELLOW MONKEY、松永大司監督
MC:DJ落合健太郎

◎オンエア情報
FM802『ROCK KIDS 802-OCHIKEN Goes ON!!-』
放送日時:11月8日(水)21:00-23:48
DJ:落合健太郎
番組URL: https://funky802.com/rockkids/