ポール・マッカートニー、故ファッツ・ドミノへの追悼文を発表
ポール・マッカートニー、故ファッツ・ドミノへの追悼文を発表

 2017年10月26日、ポール・マッカートニーが24日に亡くなった故ファッツ・ドミノへの追悼文を発表した。ドミノの音楽は初期のザ・ビートルズの音楽に大きな影響を与えていた。

 「安らかに眠ってください、ファッツ・ドミノ。リヴァプールでの初期の頃に僕たちを魅了した偉大なロックン・ロール・ピアニストとシンガー」と始まる追悼文には、ドミノの地元ニューオリンズで初めて出会った時のことが綴られており、「彼は星空のごとくダイヤモンドがちりばめられた巨大な腕時計をしていて、あれが僕らと“ブリング”との初めての出会いだった!」と振り返っている。

 音楽サイトUltimate Classic Rockによると、ファッツ・ドミノの影響はザ・ビートルズのメンバーがまだ10代だった頃まで遡る。ジョージ・ハリスンが初めて聴いたロックの曲はドミノの「I’m in Love」で、ジョン・レノンが初めて弾けるようになった曲は1955年の「Ain’t That a Shame」だったそうだ。

 ポールの追悼文は、ドミノの家族についてのちょっとしたトリビアで締めくくられている。「彼の名前はAntoine(アントワン)だった。彼の子どもたちは、Antoine III(アントワン三世)、Anatole(アナトーレ)、Andre(アンドレ)、Antonio(アントニオ)、Antoinette(アントワネット)、Andrea(アンドレア)、Anola(アノーラ)、そしてAdonica(アドニカ)だった。それこそまさにファッツだ!」

◎追悼文全文(英語)
https://www.paulmccartney.com/news-blogs/news/paul-on-fats-domino