スティーヴ・ルカサー、セッション・ワークス第2弾が発売決定。12月の来日に向けたインタビューも公開
スティーヴ・ルカサー、セッション・ワークス第2弾が発売決定。12月の来日に向けたインタビューも公開

 TOTOの看板プレイヤーにして、セッション・ギタリストとしても膨大な数のミリオン・ヒットに貢献している当代随一のギタリスト、スティーヴ・ルカサーの華麗なプレイに乗ってAOR/LAシーンを一挙に横断出来る、ファン待望のコンピレーション・アルバム『セッション・ワークス』の第2弾が、11月22日に発売される。

 本作は、ルカサー自身やTOTOの楽曲ははもちろん、ボズ・スキャッグス、エアプレイ、アース・ウインド&ファイアー、ライオネル・リッチーなど全16曲を収録。"たとえどんなスタイルの音楽であっても、スタジオに来れば一発で最高のプレイを録音する"と、世界的なプロデューサーやアーティストから絶大なる人気と信頼を得ていたスティーヴ・ルカサーがレコーディングに参加したヒット曲、名曲、レア曲の数々を網羅している。

 リリースにあたってルカサーは「これらのセッション・ワークの全てが、僕の人生にとって最高の時間を思い出させてくれる。是非、僕のこれまでの旅を一緒に楽しんでもらいたい。」と語っている。

 さらに、ルカサー自身"殺人級のジャム・バンド"と称するバンド、Nerve Bundleの来日公演を12月に控え、来日に向けたショート・インタビューも到着した。


◎スティーヴ・ルカサー インタビュー

――12月に来日を控えていますが・・・
S: 今回のバンドは殺人級ジャム・バンドで、7年前に結成したバンドだが、このバンドが活動するのは12月だけ。12月限定バンドなんだ。Nerve Bundleと名乗って5年。その前2年は別の名前だった。

――Nerve Bundleという名前って?
S: Head of your cock(ペニスの先端)っていう意味の卑猥な言葉さ。医療用語ではnerve bundle(神経の束)って呼ぶのさ。

――真面目に???
S:(笑)ガハハハ!知らなかっただろう?ルカサーが考えたことなんだから、これくらい当然だよ!でも日本じゃきっと誰も知らない。それがおかしいんだ。アメリカだったらみんなわかるが、それでもこの名でやってる。こちらで何回かライヴをやって行くので、日本に行く頃には十分にウォームアップもされた状態だろう。とにかく最高のミュージシャン達だ。キーボードのジェフ・バブコ、ドラムにトス・パノス、ベースはガヴァメント・ミュールのヨーゲン・カールソン、そして俺。いろんな音楽が渾然一体となったクレイジーなフュージョン・バンドだ。

――曲は新曲をやるんですか?
S:以前、ジェフ・バブコなんかと出したクリスマス・アルバムの曲もやるよ。でもあれはだいぶ昔のアルバムなんで、アレンジは変える。ジェフがアレンジをするよ。他にも一緒に書いた新曲、クラシック・チューンも。あとはその時、ステージの気分でやることも考えてる。ロビン・トロワーのカヴァーとか。短い曲から20分の曲までなんだってありさ。自分でもどうなるかわからないし、同じ曲をやったとしても、同じ演奏にはならないからね。だからエキサイティングなのさ。
サプライズとしてTOTOの曲も考えているので、それは期待しててくれていいよ。あ、でも「I’ll Be Over You」じゃないからね。

――(笑)
S:それよりは、もう少し「筋力」を使う曲だ!とにかくジェフ・バブコを含め、全員友人だ。これは仲良しの友達と一緒に何かをやる、よい口実だってことさ!でもハッピー・ジャズ、スムーズ・ジャズじゃないことだけは約束する。ジャズ、ロック、フュージョン、ブルースのいいとこも悪いとこも全部合わせたような、言葉じゃ説明できない折衷的な音楽なんだ。肩の怪我をしてしまってから、俺の演奏の仕方は少し変わったかもしれないが、俺であることには変わりない。ここ数年は自分にとっても興味深い数年だった。本来の自分を取り戻す、という意味で。でもうまくいっていると思うよ。


◎リリース情報
スティーヴ・ルカサー『セッション・ワークスII』
2017/11/22 RELEASE
SICP31101
2,000円(tax out)
高品質Blu-specCD2仕様
スティーヴ・ルカサー本人による全収録曲解説付
歌詞・対訳付

トラックリスト
1.「ホワイト・シスター」TOTO
2.「ラニング・ウィズ・ザ・ナイト」ライオネル・リッチー
3.「アイム・フリー」ケニー・ロギンス
4.「ヒズ・ワールド」ジミー・ウェッブ
5.「シーズ・ア・ビューティ」ザ・チューブス
6.「リーヴ・ミー・アローン」エアプレイ
7.「悲しみを越える道」アース・ウインド&ファイアー
8.「ロンリー・ビート・オブ・マイ・ハート」スティーヴ・ルカサー
9.「スクール・ガール」フィニス・ヘンダーソン
10.「ユー・アー・ザ・フラワー」TOTO
11.「ミドル・マン」ボズ・スキャッグス
12.「トップ・オブ・ザ・ワールド」ジョン・アンダーソン
13.「エクスティンクション・ブルース」スティーヴ・ルカサー
14.「イッツ・オンリー・マイ・ハート」マイケル・ボルトン
15.「愛は果てしなく」デニース・ウィリアムス
16.「サムバディ・ライク・ユー」ロニー・ミルサップ


◎スティーヴ・ルカサー来日情報
【スティーヴ・ルカサー ‘Nerve Bundle’】

12月18日(月)Bottom Line 名古屋
公演詳細はこちら>

12月19日(火)・20日(水)ビルボードライブ東京
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12月21日(木)・22日(金)ビルボードライブ大阪
公演詳細はこちら>

メンバー
スティーヴ・ルカサー / Steve Lukather(Guitar, Vocals)
ジェフ・バブコ / Jeff Babko(Keyboard)
ヨルゲン・カールソン / Jorgen Carlsson(Bass)
トス・パノス / Toss Panos(Drums)