防弾少年団の最新作、全米ALチャート初登場7位 韓国アーティスト初のTOP10入り
防弾少年団の最新作、全米ALチャート初登場7位 韓国アーティスト初のTOP10入り

 防弾少年団(BTS)のニュー・アルバム『LOVE YOURSELF 承 “Her”』が、米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で初登場TOP10入りを果たした。韓国のアーティストとして初めての快挙だ。

 “Billboard 200”チャートは、週ごとにセールス(従来の形態で販売された“トラディショナル・アルバム・セールス”(TAS)、トラックごとのダウンロード数をアルバム数に換算した“トラック・イクィヴァレント・アルバム”(TEA))と、ストリーミング再生数をアルバム数に換算して(“ストリーミング・イクィヴァレント・アルバム”(SEA))合算した総合アルバム・ランキング。10月7日付の最新チャートは現地時間9月26日に米ビルボードのサイトで発表される。

 ニールセン・ミュージックによると、『LOVE YOURSELF 承 “Her”』は2017年9月21日で終わるチャート週に3.1万ユニットを売り上げ、初登場7位を獲得した。内訳はTASが1.8万枚、残りはTEAが4,000ユニット弱、SEAが1万ユニット弱となっている。

 BTSはK-POPアーティストとしての“Billboard 200”最高位を更新しただけでなく、自らが保持するこのジャンル(K-POP)においての週間売上の記録も更新した。2016年にリリースした前作『WINGS』は、初週に11,000ユニットを全てデジタルで売り上げ、同年10月29日付チャートで初登場26位(最高位)を記録した。ちなみに“Billboard 200”TOP40にチャートインしたK-POPのアルバムは『WINGS』と『LOVE YOURSELF 承 “Her”』しかない。

 BTSの人気は『WINGS』をリリースしてから全米で急上昇したため、新作の好調な売れ行きはあまり驚くことではないのかもしれない。『WINGS』が“Billboard 200”にチャートインした週に彼らは“Social 50”チャートで初登場1位を獲得しており、その後計40週もNo.1の座に君臨している。米ビルボード“Social 50”チャートは、Facebook、Twitter、Instagram、YouTube、Wikipedia、Tumblrで最も人気のあるアーティストをランキングしている。

 各種SNSプラットフォームでの圧倒的な人気と、オンライン上の熱狂的なファン層のおかげで、BTSは今年5月に開催された【2017 ビルボード・ミュージック・アワード】(BBMAs)で<Top Social Artist>を受賞した。