乃木坂46・高山一実、映画『ワンダーウーマン』イメージ・ソングについて「今まで乃木坂46にはなかった」 松村沙友理の戦いたい相手は3期生“大園桃子”
乃木坂46・高山一実、映画『ワンダーウーマン』イメージ・ソングについて「今まで乃木坂46にはなかった」 松村沙友理の戦いたい相手は3期生“大園桃子”

 DCコミックス実写化映画の最新作『ワンダーウーマン』。“世界で最も美しい顔100人”の2位に選出されたイスラエル出身の女優ガル・ガドット演じるアマゾン族のプリンセス、ダイアナが外界から隔離された島を飛び出し、仲間たちと共に世界を救うべく“最強の美女戦士”ワンダーウーマンとして立ち上がる物語だ。6月2日に全米公開となり、世界興行収入が870億円を突破した本作の日本公開が8月25日にスタートした。

高山一実&松村沙友理 写真(全9枚)

 本作の公式アンバサダーには、11月に東京ドームでの単独公演2days開催も決まっている乃木坂46が就任。さらには日本版イメージ・ソングに書き下ろしの新曲「女は一人じゃ眠れない」が起用されている。パティ・ジェンキンス監督からの直々のオファーによって実現したこのコラボについて、乃木坂46の1期生メンバーである高山一実と松村沙友理に話を訊いた。

 実際にパティ監督に会いに行ったという高山は、「日本でも『ワンダーウーマン』を盛り上げるために私たちも頑張らなきゃなと思いました」と意気込みを語り、「乃木坂46の制服を着てお会いしに行ったんですけど、その制服を褒めてくださったんですよ。海外だと珍しいのかな」と、監督との会合を振り返った。また、主演のガル・ガドットにも会ったとのことで、「出会った瞬間から微笑みかけてくださったんです。会うまでのほうが緊張してました。お会いしてからは包み込むように私たちを受け入れてくださったので。インタビューもさせていただいたんですけど、美の秘訣とか教えてもらいました。水を飲むことだよって。私は水がそれまで苦手だったんですけど、最近は飲むよう心がけてます。」

 “最強の美女戦士”ワンダーウーマンの物語である本作の内容に伴い、イメージ・ソングの「女は一人じゃ眠れない」では“女性の戦い”が描かれている。「まずイントロにびっくりしました。銃の音のような。イントロだけで戦っているシーンが浮かぶような、そういう曲って今まで乃木坂46にはなかったので、“お、新しい”と思って。いつもの乃木坂46の曲と比べてキーが低めなんですよね。私は声が低いほうなのですごく歌いやすかった。乃木坂46は可愛い感じで歌う曲が多いんですけど、この曲はレコーディングの時も強い感じで歌うよう心がけました。」と高山。

 松村も「私はこの曲大好きなんです。今までの乃木坂46にはない重低音。すごくカッコいいなって思ったし、ダンスもすごくカッコいいんですよ。ワンダーウーマンのポーズもあって力強い感じ。いつもは華麗な感じのダンスが多いんですけど、この曲は一個一個のフリを力で止めるような。戦ってる感じがすごく表現されてる。踊ってても気持ちがいい曲でお気に入りです」とコメント。

 また、この曲のダンスについて高山は、「他の曲だったらMV撮影までにフリを入れるだけで精一杯で、とにかく間違えないように踊ろうって感じ。でもこの“女は一人じゃ眠れない”はみんなもフリはすぐに入って、鏡の前でカッコよく見える角度とか腕の高さを併せたりの工夫をしてました。」と語った。

 この曲のミュージック・ビデオは、映画『ワンダーウーマン』からインスパイアされた世界観となっており、現在YouTubeにアップされているものはショートver.だが、フルver.は8月9日にリリースされた乃木坂46の18thシングル『逃げ水』の初回仕様限定盤Type-Aに特典映像として収録されている。

 「3期生の2人が頑張ってました。Wセンターの2人です。最初に撮ったシーンが外だったのかな。すごく日焼けしてて。私は午後から撮影だったので、会った時には2人ともちょっと焼けて勇ましくなってて(笑)。みんなでメイクさんに道具を借りてお互いに汚れを付け合ったりして、楽しい撮影でした。」と、高山は撮影当日を振り返った。

 この「女は一人じゃ眠れない」が収録されている18thシングル『逃げ水』は、昨年9月に加入した3期生メンバーの大園桃子と与田祐希がWセンターに抜擢され話題となったが、1期生として乃木坂46結成時からグループを支えてきた高山と松村は、3期生の印象について以下のように語っている。

 高山「赤ちゃんみたい。みんな人懐っこいよね。このWセンターが発表された時は“あ、なるほどね”みたいな。すぐに飲み込めましたね。私自身、どんなシングルになるのかすごく楽しみでしたし。2人がすごく頑張っている姿も見ているので。」

 松村「私は心がばあばみたいな感じです。そんなに年下ってわけでもないんですけど。抜擢は全然あるなと思ってました。でもセンターの2人だけじゃなくて、3期生みんな可愛いし頑張ってるので、他の子にもぜひ注目して欲しいなって思います。」

 ワンダーウーマンといえば、ビヨンセやケイティ・ペリーら多くのセレブをはじめ、女性が憧れる女性として支持を集めている存在。同じく女性ファンが多い乃木坂46であるが、これについて高山は「めちゃめちゃ嬉しい」と語り、「握手会で女性が多いなって感じるようになったのはここ1年くらいですね。番組で着た衣装を買って着てくれてたり、ライブで振るうちわをすごく可愛く仕上げてきてくれたりして、そういうの見るとやっぱり嬉しいですね。」

 「私も結構女の子好きなので、女性に憧れることも多い。なので自分が憧れられる立場になれるのはとても光栄だし嬉しいです。」と語った松村は、逆に戦いたい相手を尋ねられると、「最近ライバルいるんですよ。ガチのライバル。センターの桃子ちゃん。なんかすごくまいやん(白石麻衣)に懐いてて…。嫉妬してるんです。最近どうやってまいやんに甘えようか考えてる(笑)。」

 そんな乃木坂46がイメージ・ソングを担当する映画『ワンダーウーマン』は現在、全国の映画館にて公開中。さらには続編の制作も正式発表された。ワンダーウーマンと乃木坂46、今をときめく両者の今後に引き続き要注目だ。

Interview by Takuto Ueda
Photo by Yuma Totsuka


◎作品情報
映画『ワンダーウーマン』
2017年8月25日(金)より、3D/2D/IMAXで全国ロードショー
監督:パティ・ジェンキンス
出演:ガル・ガドット、クリス・パイン ほか
配給:ワーナー・ブラザース映画
(C)2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC

◎リリース情報
18th Single『逃げ水』
2017/08/09 RELEASE