【追悼ウォルター・ベッカー】スティーリー・ダンの輝かしいキャリアを米ビルボード・チャートで振り返る
【追悼ウォルター・ベッカー】スティーリー・ダンの輝かしいキャリアを米ビルボード・チャートで振り返る

 スティーリー・ダンの創立メンバーでギタリストのウォルター・ベッカーが、2017年9月3日(現地時間)に死去した。享年67歳だった。ここでは、【ロックの殿堂】入りも果たしたスティーリー・ダンが、米ビルボード・ソング・チャート“Hot100”にチャートインさせたヒット曲の数々を振り返る。

 ウォルター・ベッカーがドナルド・フェイゲンとともに結成したジャズ・ロック・グループ、スティーリー・ダンは、これまで15曲を米ビルボード・ソング・チャート“Hot100”にチャートインさせている。彼らにとって最大のヒットとなったのは、1974年の「リッキー・ドント・ルーズ・ザット・ナンバー」(最高位4位)で、デビュー曲となった1973年の「ドゥ・イット・アゲイン」(最高位6位)、1981年の「ヘイ・ナインティーン」(最高位10位)の計3曲がTOP10入りを果たしている。他にも、1973年の「リーリン・イン・ジ・イヤーズ」と1978年の「ペグ」が最高位11位を獲得しており、10曲のTOP40ヒットを放っている。

 さらに、米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”には、計13作品がランクインし、その内5作がTOP10入りしている。バンドにとって最高位となったのは1977年の『彩(エイジャ)』でマークした3位で、2000年代には『トゥー・アゲインスト・ネイチャー』(2000年)が6位、『エヴリシング・マスト・ゴー』(2003年)が9位にチャートインした。


◎スティーリー・ダンの米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”ランクイン曲ベスト10
(タイトル、アーティスト名、Hot 100の最高位、日付) 
1. 「ドゥ・イット・アゲイン」(Do It Again) 、6位、1973年2月10日
2. 「リッキー・ドント・ルーズ・ザット・ナンバー」(Rikki Don't Lose That Number) 、4位、1974年8月3日
3. 「ヘイ・ナインティーン」(Hey Nineteen)、10位、1981年2月14日
4. 「リーリン・イン・ジ・イヤーズ」(Reelin' in the Years)、11位、1973年5月12日
5. 「ペグ」(Peg)、11位、1978年3月11日
6. 「ディーコン・ブルース」(Deacon Blues)、19位、1978年6月10日
7. 「タイム・アウト・オブ・マインド」(Time Out of Mind)、22位、1981年4月25日
8. 「FM(ノー・スタティック・アット・オール)」(FM (No Static at All)、22位、1978年7月29日
9. 「ジョージー」(Josie)、26位、1978年10月14日
10. 「ブラック・フライデー」(Black Friday)、37位、1975年6月21日