9月2日はTOTOのオリジナル・メンバーとして知られるキーボーディスト、スティーヴ・ポーカロの60歳の誕生日。

 スティーヴ・ポーカロは1957年9月2日、アメリカ・コネチカット州生まれ。同じくTOTOのジェフ・ポーカロ、マイク・ポーカロを兄に持ち、結成から1986年までバンドのキーボーディスト/ボーカリストとして活躍。スティーヴの奏でる浮遊感あふれる煌びやかでスペーシーなシンセサイザーは、TOTOのサウンドの特徴のひとつであり、脱退後も新作のレコーディングに参加。また、難病ALSを患った兄マイクの救済のためにおこなわれた2010年の再結成以降はツアーにも参加するなど、事実上のバンド復帰を果たしている。

 また、TOTOとしての活動のほかマイケル・ジャクソンやイエス、ジェファーソン・エアプレインなど多数のアーティストのレコーディングや楽曲制作に携わり、マイケル・ジャクソンの「ヒューマン・ネイチャー」の作曲を手がけたことでも知られるスティーヴ。昨年6月にはキャリア40年を前に初のソロ・アルバム『Someday / Somehow』を発表。80年代から制作を続けてきたという同作には亡き兄2人はじめTOTOのメンバーほか、マイケル・マクドナルド、マーク・ボニーラなどが参加している。

 現在はTOTOとして全米ツアー中のスティーヴ。TOTOは2018年2月から4月にかけて欧州ツアーをおこなう事がすでに決定している。