リンキン・パークが米ビルボード・ロック・チャートを席巻

2017/07/28 18:20

リンキン・パークが米ビルボード・ロック・チャートを席巻
リンキン・パークが米ビルボード・ロック・チャートを席巻

 リンキン・パークのフロントマン、チェスター・ベニントンの死去後、バンドが17年間を通しリリースした作品の中から「イン・ジ・エンド」(5位)を含む計11曲が、米ビルボード・ロック・チャートにランクインを果たした。

 2009年にスタートした米ロック・チャートでは、2009年以前にリリースされた楽曲もTOP25以内であれば、マルチメトリックの増加や新しくカウントされるにふさわしい理由がある場合は、再び(初めての場合も)チャート入りできる資格を持っている。

 2017年8月5日付のロック・チャートに入ったリンキン・パークの楽曲は、チェスターが亡くなる数時間前にミュージック・ビデオが公開された最新シングル「トーキング・トゥー・マイセルフ」(27位)を含むバンドのこれまでのカタログを通した作品が並んだ。

 5位の「イン・ジ・エンド」に続く6位には「ナム」、最新アルバム『ワン・モア・ライト』のリード曲「ヘヴィーfeat.キアーラ」もTOP10入りを果たしている。11曲のうち3曲は『ハイブリッド・セオリー』(2000年)、『メテオラ』(2003年)、『ワン・モア・ライト』(2017年)から、他の2曲(「ワット・アイヴ・ダン」、「ナム/アンコール」)は、2007年の『ミニッツ・トゥ・ミッドナイト』、2004年にリリースされたジェイ・ZとのコラボレーションEP『コリジョン・コース』からの楽曲となっている。

 更に、ロック・デジタル・ソング・セールスとオルタナティブ・デジタル・ソング・セールスのそれぞれのチャートで7曲がチャートイン。またハード・ロック・デジタル・ソング・セールスでも1位「イン・ジ・エンド」(ニールセン・ミュージックの調べによると12,000ダウンロードの売上となり、948%増加となった。)を筆頭に10曲がランクインを果たした。

 加えて、リンキン・パークとしては初めてロック・ストリーミング・ソング・チャートで1タイトル以上がチャートインし、4位「イン・ジ・エンド」(5,600,000回、91%増加)、7位「ナム」(5,400,000回、96%増加)、そして24位に「ヘヴィーfeat.キアーラ」(3,100,000回、65%増加)という結果になった。

 この間に、リンキン・パークのアルバム作品も全ジャンルを網羅した米ビルボード・アルバム・チャートとロック・アルバム・チャートに『ワン・モア・ライト』(23,000ユニット、ロック・アルバム・チャートで3位)を含む4作品がランクインした。

あわせて読みたい

  • 【米ビルボード・ソング・チャート】リゾ2週連続首位、ポスト・マローン×ドージャ・キャットTOP10返り咲き

    【米ビルボード・ソング・チャート】リゾ2週連続首位、ポスト・マローン×ドージャ・キャットTOP10返り咲き

    Billboard JAPAN

    8/2

    【米ビルボード・ソング・チャート】マライア・キャリー「恋人たちのクリスマス」通算10週目の首位、シザTOP10に2曲送り込む

    【米ビルボード・ソング・チャート】マライア・キャリー「恋人たちのクリスマス」通算10週目の首位、シザTOP10に2曲送り込む

    Billboard JAPAN

    12/20

  • 【米ビルボード・ソング・チャート】アデル「イージー・オン・ミー」首位返り咲き、「オー・マイ・ゴッド」が初登場5位

    【米ビルボード・ソング・チャート】アデル「イージー・オン・ミー」首位返り咲き、「オー・マイ・ゴッド」が初登場5位

    Billboard JAPAN

    11/30

    【米ビルボード・アルバム・チャート】メトロ・ブーミン初登場1位、マライア・キャリー『メリー・クリスマス』TOP10入り

    【米ビルボード・アルバム・チャート】メトロ・ブーミン初登場1位、マライア・キャリー『メリー・クリスマス』TOP10入り

    Billboard JAPAN

    12/12

  • 【米ビルボード・ソング・チャート】アデル首位キープ、ドージャ・キャット「ニード・トゥ・ノウ」TOP10入り

    【米ビルボード・ソング・チャート】アデル首位キープ、ドージャ・キャット「ニード・トゥ・ノウ」TOP10入り

    Billboard JAPAN

    11/2

別の視点で考える

特集をすべて見る

この人と一緒に考える

コラムをすべて見る

カテゴリから探す