『7月12日はなんの日?』ミニー・リパートンの命日、愛娘のために歌われた全米No.1ヒット「ラヴィン・ユー」
『7月12日はなんの日?』ミニー・リパートンの命日、愛娘のために歌われた全米No.1ヒット「ラヴィン・ユー」

 7月12日は「ラヴィン・ユー」(1975年)の大ヒットで知られる女性シンガー、ミニー・リパートンの命日。

 ミニー・リパートンは1947年11月8日アメリカ・イリノイ州シカゴ生まれ。10代の頃から音楽活動をスタートさせ、1971年にスティーヴィー・ワンダーのバックコーラスに起用され、74年、スティーヴィーのプロデュースにより『パーフェクト・エンジェル』を発表。アルバムは全米ビルボード4位を記録し、翌75年には同作から全米No.1大ヒット・シングル「ラヴィン・ユー」が誕生した。

 「ラヴィン・ユー」はリパートンが夫で音楽プロデューサーのリチャード・ルドルフとともに、愛娘のために作ったいわゆる子守歌のような曲。5オクターブ以上の広い音域を持ち、ホイッスル・ボイスといわれる超高音を自在に操る歌唱法は、のちの多くの女性シンガーに大きな影響を与え、「ラヴィン・ユー」はこれまでに多数アーティストにカバーされている。なかでも、日本では女性レゲエ・シンガー、ジャネット・ケイによるカバーが有名。

 リパートンは「ラヴィン・ユー」の大ヒットからわずか1年後の1976年に乳がんと診断され、闘病生活を送るも1979年7月12日に31歳という若さでこの世を去っている。