『7月6日はなんの日?』ルイ・アームストロングの命日、「この素晴らしき世界」から半世紀
『7月6日はなんの日?』ルイ・アームストロングの命日、「この素晴らしき世界」から半世紀

7月6日は20世紀を代表するジャズ・ミュージシャン、ルイ・アームストロングの命日。

トランペット奏者/シンガーとして、ジャズという枠を超越して人々に愛される多数の名曲を残した、サッチモことルイ・アームストロング。2017年はそんな名曲のひとつ「この素晴らしき世界」(1967年)の発表から、ちょうど50年となる。

 同曲はアメリカのジャズ界でプロデューサーとして活躍したボブ・シール(ジョージ・ダグラス)作詞作曲によるナンバーで、サッチモはシンガーとしてのトレードマークである味わい深いダミ声で、美しく希望にあふれる詩をしみじみと歌い上げ、世界的ヒットを記録している。サッチモは同曲の発表から4年後の1971年7月6日にこの世を去っているが、その後20年の時を経て1987年に映画『グッドモーニング, ベトナム』の劇中にて、印象的なシーンのBGMに起用されたことで同曲はリバイバルヒットを記録している。それ以降も多数のシンガーによってカバーされており、ベトナム戦争中、平和な世界を夢見て歌われた「この素晴らしき世界」は、発表から半世紀を迎える現在も、平和への願いを込め歌い継がれている。