スティーヴ・ウィンウッド、9/1に待望のライヴ・アルバムをリリース
スティーヴ・ウィンウッド、9/1に待望のライヴ・アルバムをリリース

 30年以上もソロ・アーティストとしてツアーを続けているスティーヴ・ウィンウッドが、2017年9月1日(現地時間)に待望のライヴ・アルバム『スティーヴ・ウィンウッド・グレイテスト・ヒッツ・ライヴ』をリリースする。

 このライヴ・アルバムには、スペンサー・デイヴィス・グループ、トラフィック、ブラインド・フェイスのメンバーとして活動していた時代からソロとして活動し続けている現在まで、50年以上にもわたる音楽人生から選りすぐりの23曲がCD2枚に収録される。ソロの楽曲に関しては、現在もツアーを共にしているクインテットと演奏した過去10年ほどの作品がメインになり、このタイミングでライヴ・アルバムをリリースしようと決断した大きな理由の一つだったとウィンウッドは話している。

 「当然ながら、ライヴで演奏する際、僕は色々な曲を披露することが期待されている。でもここ10、15年ほど一緒に仕事をしているバンドとは、その期待されている楽曲や、僕の有名な曲を新しい形で披露しようとしているんだ。その方が僕たちは面白いし、聴き手もそう感じてくれることを願っている」と言う彼は、ライヴ・アルバムに関して、「しばらく(そのように演奏した曲を)集めていたら、リリースできるだけの量がたまって、しかも結構興味深かった。(スタジオ録音した)レコードに入っている曲を単に生演奏しただけではないものができたんだよ」と説明している。

 現在もツアーを積極的に行っているウィンウッドはライヴには乗り気だが、「3、4か月とかの長いツアーはもうできないね。歳のせいだよ。3、4週間もやればもう十分なんだ。休養が必要になる。でも演奏したいとは相変わらず思ってるんだよ。14歳の頃からやってるからね。他のことをやったことがないんだ」とツアーについて語っている。

 ウィンウッドは2008年の『ナイン・ライヴス』以来、10年近くスタジオ・アルバムをリリースしていないが、新曲にも取り掛かっていると明かしている。まだ具体的なリリース予定はないものの、「実はある種のダンス・ミュージックにすごく興味があるんだ」と言うように、新しいものに刺激を受けて曲作りをしているようだ。

 ニュー・スタジオ・アルバムに関して、「現在進行形のプロジェクトで、まだ終わりが見えていないんだ」と説明する彼は、「そして最近はツアーにたくさん出ていることもあって、どうしても後回しになっている。ツアーをしながら新曲を書くのはちょっと難しいんだよ、少なくとも僕にとってはね」と語っている。

 『スティーヴ・ウィンウッド・グレイテスト・ヒッツ・ライヴ』より、ブラインド・フェイスの「Can’t Find My Way Home」(キャント・ファインド・マイ・ウェイ・ホーム)のライヴ・ヴァージョンが先行公開されている。


◎「Can’t Find My Way Home」スティーヴ・ウィンウッド
https://youtu.be/FXoEnqldH1E