春奈るな×妄キャリ、“冴えカノ♭”ライブで悶絶
春奈るな×妄キャリ、“冴えカノ♭”ライブで悶絶

 18日渋谷クラブクアトロにて【『冴えない歌姫のスペシャルライブ♭』春奈るな×妄想キャリブレーション】が開催された。

 オープニングアクトとして、でんぱ組.inc藤咲彩音×妄想キャリブレーション星野にぁによる“ニァピン”と、でんぱ組.inc相沢梨紗×妄想キャリブレーション桜野羽咲による“LAVILITH”が登場し、満員の客席の期待度も一気に最高潮に。

 続いてステージ上には、吉田アナ、安野希世乃(「加藤恵」役声優)、そして春奈と妄キャリも登場し、スペシャルトークショーのコーナーに。妄キャリの桜野羽咲が「タイアップを勝ち取ろう! ということで、まずは第1期のEDを担当していた沢井美空さんを仲間にしました」と「桜色ダイアリー」の楽曲制作について話すと、吉田アナには「アニメオタクの妄キャリならではの、いわゆる“公式”を抱きかかえた二次創作作品だったんですね」と解釈される一幕も。

 さらに「安野希世乃さんに言ってほしいセリフは?」とのテーマでは、春奈の希望で、自身のファンの総称である“るな充”とアニメの名台詞にかけて「るなちゃん。私を誰もが羨むような幸せな“るな充”にしてね」とささやいてもらうと、ステージ上で悶絶するなど、主題歌アーティストでありながらアニメオタクならではの“冴えカノ”愛が爆発するトークになった。

 そしてメインアクトである妄キャリと春奈のステージへ。一組目の妄キャリは、アニメ「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」の主題歌、ClariS『irony』のカバーなどで会場を温めると「桜色ダイアリー」を歌唱。沢井美空と妄キャリメンバーの共同作詞の本楽曲は、歌いだしのフレーズ“奇跡が降った坂道”など、アニメファンなら誰もが同じシーンを思い浮かべる、まさに“冴えカノ”を知り尽くしたタッグだからこそ生み出された名曲に、会場のファンも酔いしれ、さらに「青春プロローグ」も披露された。

 続いて2組目は春奈るなが登場し、冴えカノ”1期のOPテーマ「君色シグナル」、TVアニメ『ハイスクールフリート』EDテーマ「Ripple Effect」を立て続けに披露。「はじめましての方も多いと思いますが、最後までお付き合いよろしくお願いします!」と挨拶し、2期OPテーマ「ステラブリーズ」はもちろん、“冴えカノ”の世界観にぴったり寄り添った歌詞のカップリング曲『恋するポンパドール』なども熱唱した。

 「“冴えカノ”が繋いだ縁でこんな素敵なステージに立つことができて本当に嬉しいです」と感謝の気持ちを話し、自身の代表曲「Overfly」、「アイヲウタエ」でオーディエンスを盛り上げ、自身のステージを締めくくった。

 アンコールでは春奈と妄キャリの豪華コラボが実現。1曲目は妄キャリ・雨宮伊織のピアノ演奏による「桜色ダイアリー」。春奈は「この曲、大好きで、振り付け練習してきた!」と話し、同楽曲のピアノのレコーディングにも参加した雨宮のピアノに春奈の歌声も重なり合う、まさにこの日限りのスペシャルな1曲に。

 最後は「好きなアニソンを歌いたい!」という春奈のたっての希望で、特別に1曲追加された「空色デイズ」。第1期で劇中歌として重要なポイントで出てくるなど、実は“冴えカノ”にも縁のあるアニソンで、ファンの熱気もクライマックスに。吉田アナの「『桜色』『君色』『空色』の最高の“三色”アンコールでしたね!」という興奮冷めやらぬエンディングトークで、2時間以上にわたる豪華コラボライブは幕を閉じた。