元スパイス・ガールズのジェリ、待望の新作は故ジョージ・マイケルへのオマージュ 売上はチャリティへ
元スパイス・ガールズのジェリ、待望の新作は故ジョージ・マイケルへのオマージュ 売上はチャリティへ

 元スパイス・ガールズの“ジンジャー・スパイス”こと、ジェリ・ホーナー(旧姓ハリウェル)が、「エンジェルズ・イン・チェインズ」と題された故ジョージ・マイケルへのオマージュ・ソングを2017年6月23日にリリースする。彼女にとって2005年のアルバム『パッション』以来12年ぶりの新作となるこの楽曲の売り上げは、マイケルが支援していたチャリティ、チャイルド・ラインに寄付される。

 「彼が亡くなったという悲しいニュースを聞いた時、私は妊娠9か月でした。お腹の中には息子のモンティがいて、様々な感情が湧き起こりました。その感情とどう向き合えばいいのか分からなかったので歌に込め、それが“エンジェルズ・イン・チェインズ”になりました」と彼女は声明でコメントしている。

 この楽曲はジェリが書き、ジョージと長年仕事をしていたクリス・ポーターがプロデュースしている。他にもジョージのミュージック・ディレクターだったクリス・キャメロン、ギタリストのフィル・パーマー、そしてバック・シンガーのシャーリー・ルイス、ルーシー・ジュールスとジェイ・ヘンリーが参加している。

 ジェリは、「クリス・ポーターや、ジョージが自分のプロジェクトのために厳選したチームと一緒にこの楽曲を制作する機会を得られたことをとても幸せに思います。私は何よりもまずジョージ・マイケルのファンですから、私の大好きなアルバムの数々に参加していたこれらの素晴らしく才能あるアーティストたちと同じスタジオにいられたことが本当に光栄でした」と感謝している。

 「エンジェルズ・イン・チェインズ」は、ジョージのヒット曲について歌詞で触れている“心からのバラード”で、愛する者を失ったことがある人へ向けた“美しい癒しのメッセージ”を意図しているそうだ。ジェリは、「(制作の)プロセスの中で、この曲を作ることは私だけでなく、関わった者全員にとって癒しになったことを知りました。これは、私たちの友人、そして音楽のアイドルに別れを告げる自分たちなりの方法でした。私たちが制作を楽しめたのと同じくらい、ジョージのファンの皆さんにも楽しんでいただけることを願っています」とコメントしている。
 
 ジョージ・マイケルは2016年12月25日にオックスフォードシャーの自宅で死去した。享年53歳。死因は“拡張型心筋症、心筋炎、脂肪肝”だったと同州の検死官が発表している。


◎ジェリ・ホーナーによる投稿
https://www.instagram.com/p/BVO8uYQlU6W/