フィル・コリンズが転倒し負傷、ロンドン2公演を延期
フィル・コリンズが転倒し負傷、ロンドン2公演を延期

 フィル・コリンズが転倒して頭を負傷したため、2017年6月8日と9日に予定されていたロンドンのロイヤル・アルバート・ホールの【Not Dead Yet(ノット・デッド・イェット)】ツアー公演を延期した。5日連続で同ホールでのライブを開催する予定だったが、4日目と最終日を見合わせた形となる。

 コリンズの公式Facebookには、「フィルは背中の手術が原因で“下垂足”を患っており、歩くことが困難でした。ホテルの部屋で夜中にトイレに行こうと起き上がった際、滑って転倒し椅子に頭を打ってしまいました。病院に運ばれ、目の近くに負った深い傷を縫ってもらいましたが、順調に回復しています。経過観察のため24時間入院します」と記載されている。

 ジェネシスのメンバー、そしてソロ・アーティストとしても数多くのヒットを生み出したコリンズだが、昨年の米ビルボードとのインタビューでは自身の健康問題、主に脊椎の脱臼や神経損傷、そして度重なる足の骨折による歩行困難などについて語り、手術を数回受けたものの、もうドラムは叩けないかもしれないと明かしていた。

 コリンズは当時、「ツアーでまたドラムを叩けるほど体が回復するか分からない。左腕が変わってしまった。神経の問題なんだ。背中の手術は大成功だった……まあ、手術が成功できる程度にはね。とにかく問題はなかった。ところが、松葉杖を使いながら回復していたら転んで足先を骨折してしまった。その手術から回復したと思ったらまた転んで、今度は同じ足の別の部分を骨折してね。今はもう右の足先に全く感覚がないんだよ」と語っていた。

 ロイヤル・アルバート・ホールの2公演は11月26日と27日に延期され、ツアーは6月11日にドイツ・ケルンのライブから再開する。6月30日にはロンドンのBSTハイド・パークでブロンディやマイク・アンド・ザ・メカニックスも出演するコンサートのヘッドライナーを務める予定だ。