デヴィッド・リンチ、最新ドキュメンタリーの日本公開が2018年に決定
デヴィッド・リンチ、最新ドキュメンタリーの日本公開が2018年に決定

 デヴィッド・リンチの謎を紐解くドキュメンタリー映画『David Lynch: The Art Life(原題)』の日本公開が2018年に決定した。

 映像作品のみならず、絵画、立体、写真、音楽など様々な方法で表現活動を続けているデヴィッド・リンチ。映画『David Lynch: The Art Life(原題)』は、プライベート映像と共にリンチ自身が、幼少期の家族との思い出や、同居人であったJ・ガイルズ・バンドのピーター・ウルフ、後に『ストレイト・ストーリー』『マルホランド・ドライブ』の美術監督を務めるジャック・フィスクとの出会い、そしてフィラデルフィアでの暮らしや妻ペギーの出産を経て、長編映画デビュー作『イレイザーヘッド』に至るまでを語る。その言葉から、彼の作品には過去の恐怖や苦悶の記憶が大きく反映されていることが分かる。

 リンチは次のように語っている。「絵を描いたり何かするたびに、新しいアイデアが浮かんでくる。だが、しばしば過去がアイデアを生み出し、色付けをする。だから新しいアイデアであっても、過去が関わってくるんだ」

 また、5月17日から始まる【第70回カンヌ国際映画祭】の70周年記念イベントでは、監督を務める伝説的TVドラマシリーズ『ツイン・ピークス』25年ぶりの新作が、2エピソード、プレミア上映される。日本では、7月よりWOWOWにて放送予定となっている。


◎『David Lynch: The Art Life(原題)』トレイラ―
https://youtu.be/BVgQ8yAdLbI

◎作品情報
映画『David Lynch: The Art Life(原題)』
(2016/アメリカ・デンマーク/88分)
監督:ジョン・グエン、リック・バーンズ、オリヴィア・ネール・ガード=ホルム
出演:デヴィッド・リンチ
音楽:ジョナサン・ベンタ