【米ビルボード・ソング・チャート】J・ビーバーやチャンス・ザ・ラッパー参加のDJキャレド新曲が初登場1位
【米ビルボード・ソング・チャート】J・ビーバーやチャンス・ザ・ラッパー参加のDJキャレド新曲が初登場1位

 DJキャレドの新曲「アイム・ザ・ワンfeat.ジャスティン・ビーバー、クエヴォ、チャンス・ザ・ラッパー&リル・ウェイン」が、新たなNo.1に輝いた、今週の米ビルボード・ソング・チャート。

 この曲は、近日中に発売される予定の、DJキャレドの新作『グレイトフル』からの先行シングルで、4月28日に配信がスタートし、デジタル・チャートで首位を獲得した。また、同日に公開されたミュージック・ビデオは、これまでに9000万回の視聴回数を記録していて、このストリーミング・ポイントも加わり、堂々のNo.1デビューを果たした。

 DJキャレドとチャンス・ザ・ラッパーにとっては初のソング・チャート首位獲得で、クエヴォはミーゴズ名義で獲得した「バッド・アンド・ブージー」に続く2曲目、リル・ウェインは、2009年にリリースされた、ジェイ・ショーンの「ダウン feat.リル・ウェイン」以来およそ8年振り、通算3曲目、ジャスティン・ビーバーは、アルバム『パーパス』(2015年)から輩出された3曲のNo.1ソングに続く、通算4曲目の首位獲得となる。

 先週首位を獲得した、ブルーノ・マーズの「ザッツ・ワット・アイ・ライク」は2位にダウンし、3位にはルイス・フォンシ&ダディ・ヤンキーの「デスパシートfeat.ジャスティン・ビーバー」が先週の4位から上昇した。ジャスティン・ビーバーは、TOP3に2曲のタイトルをランクインさせていて、昨年も「ラブ・ユアセルフ」と「ソーリー」の2曲を同時にランクインさせている。次週は、2度目のワンツー・フィニッシュを果たすかもしれない。

 先週の37位から20位にランクアップしたのは、ロック・バンド、イマジン・ドラゴンズの新曲「ビリーバー」。この曲は、6月23日にリリース予定の新作『エヴォルヴ』からの先行シングルで、ロック・チャートではNo.1獲得を果たしている。イマジン・ドラゴンズのTOP20入りは、昨年大ヒットした映画『スーサイド・スクワッド』のサントラ盤に収録された「サッカー・フォー・ペイン」(最高位15位)に続く通算4曲目。ロック・バンドとしては、ソング・チャートで上位にランクインすること自体珍しく、今週も上位20組のほとんどは、ラップ/R&B系アーティストによるタイトルが占めている。イマジン・ドラゴンズは、新作に収録される予定の新曲「サンダー」も、今週70位にランクインさせている。

 ラッパー、ロジックの新曲「1-800-273-8255 feat.アレッシア・カーラ&カリッド」が61位に、カイゴとエリー・ゴールディングのコラボ・ソング「ファースト・タイム」は67位に、それそれ初登場した。カイゴは、セレーナ・ゴメスをフィーチャーした「イット・エイント・ミー」が10位に、アレッシア・カーラはゼッドとコラボした「ステイ」が今週11位に停滞していて、それぞれ大ヒットしている。この勢いに乗せて、新曲も上位ランクインが期待できるかもしれない。

 ミーゴズがゲスト参加した、ケイティ・ペリーの新曲「ボナペティ」は、セールス、ストリーミング共に伸び悩み、76位デビューと出遅れた。


Text:本家一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートの掲載は、10日22時以降予定となります。

◎【Hot100】トップ10
1位「アイム・ザ・ワン」DJキャレドfeat.ジャスティン・ビーバー、クエヴォ、チャンス・ザ・ラッパー&リル・ウェイン
2位「ザッツ・ワット・アイ・ライク」ブルーノ・マーズ
3位「デスパシートfeat.ジャスティン・ビーバー」ルイス・フォンシ&ダディ・ヤンキー
4位「ハンブル.」ケンドリック・ラマー
5位「シェイプ・オブ・ユー」エド・シーラン
6位「サムシング・ジャスト・ライク・ディス」ザ・チェインスモーカーズ&コールドプレイ
7位「マスク・オフ」フューチャー
8位「アイスパイ」カイルfeat.リル・ヤッティ
9位「XO TOUR Llif3」リル・ウージー・ヴァート
10位「イット・エイント・ミー」カイゴ&セレーナ・ゴメス