中川翔子、バースデーライブ開催 亡き父と重ねる決意のステージ
中川翔子、バースデーライブ開催 亡き父と重ねる決意のステージ

 5月3日Zepp DiverCity Tokyoにて、中川翔子のレベル32(32歳)のバースデーライブ【Shoko Nakagawa Birthday Live 2017 ~Reborn~】が開催された。

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 本公演では、父・中川勝彦の享年と同じ年齢を迎える彼女の誕生日を祝うべく、昼・夜2公演で計2,200名ものファンが集まった。

 ライブがスタートし、待ちわびたファンの歓声が会場に響くと、ライブ序盤では、「心のアンテナ」や、ディズニー映画『ラプンツェル』の続編テレビシリーズ『ラプンツェル あたらしい冒険』のオープニング曲「Wind in my hair(髪に風うけて)」を披露した。

 そして、毎年恒例となっている彼女のバースデーライブ、今年のコンセプトは“Reborn”。父が亡くなった32歳という彼女にとって節目の年齢を迎え、新たに“生まれ変わる”という決意が込められた。

 ライブ中盤では、改めて32歳を迎えるにあたり「『calling location』の歌詞の中にも、“いつか あの日の君を追い越してしまった後も”と出てきますが……ついに“いつか”と思っていた、私の父がいなくなってしまった32歳という年齢に差し掛かります。」と語ると、歌ってみたかったという父の楽曲「プリーズ・アンダー・スタンド・ミー」を熱唱した。

 ステージに立つ中川の隣には、スポットライトに照らされた誰も座っていない椅子が置かれ、まるで、父がそこに座って、娘の歌声に耳を傾けているかのような演出。父への想いを中川自ら作詞した楽曲「RAY OF LIGHT」を披露し、まさに“Reborn”の決意を込めた彼女の歌声に会場のファンは酔いしれた。

 そして本編最後は、歌手・中川翔子の代名詞でもある、アニメ『グレンラガン』主題歌のコーナーへ。「“アニメソングを歌いたい”という私の夢を叶えてくれたアニメです!」と熱い思いを伝えると、代表曲「空色デイズ」など続けて4曲を披露し、ステージをあとにした。

 さらにアンコールでは、中川の顔をかたどったバースデーケーキが登場。最後にバースデーソング「make a wish ▽」をファンと一緒に歌い、今年のバースデーライブを締めくくった。

※▽は白抜きのハートマーク