エド・シーランの「シェイプ・オブ・ユー」が、10週目のNo.1獲得を果たした、今週の米ビルボード・ソング・チャート。
昨年秋から、通算12週間のNo.1を死守した、ザ・チェインスモーカーズの「クローサーfeat.ホールジー」に続く、10週超えの首位獲得を果たした、エド・シーランの「シェイプ・オブ・ユー」。次週、11週目のNo.1獲得を狙うが、エド・シーランの記録を阻止しようとしているのが、そのザ・チェインスモーカーズの新曲「サムシング・ジャスト・ライク・ディス feat.コールドプレイ」。今週、先週の7位から3位に浮上し、自身3曲目のTOP10入りを果たしている。
2月22日に公開されたリリック・ビデオは、これまでに1億6000万視聴回数を記録していて、エアプレイや配信も好調。また、4月7日には、この曲が収録される初のフル・アルバム『メモリーズ...ドゥー・ノット・オープン』がリリースされるため、アルバムのプロモーションを受けて各ポイントが上昇することが予想される。ミュージック・ビデオが公開されれば、「クローサー」に続くNo.1獲得も期待できるかもしれない。
ザ・チェインスモーカーズは、この曲の1か月前にリリースした「パリ」(今週9位)のミュージック・ビデオを現在制作中。「パリ」も新作『メモリーズ...ドゥー・ノット・オープン』に収録されるので、今後ヒットが期待できそうだ。リリースから半年以上経った今週も、20位にランクインしている大ヒット曲「クローサー」は、同日に発売される国内盤に、ボーナス・トラックとして収録される予定。
今週22位初登場したのは、ラッパー、ケンドリック・ラマーの新曲「ザ・ハート・パート4」。この曲は、3月23日にプロモーション・シングルとしてサプライズ・リリースされたもので、翌週30日には「ハンブル」というタイトルの新曲を続けてリリースしている。ファンの間では、「ザ・ハート・パート4」の歌詞に「4月7日まで時間がある」というフレーズがあるため、7日に新作がサプライズ・リリースされるのでは、と予想がされている。
先週のアルバム・チャートで初動枚数50万ユニットを突破し、堂々の首位デビューを果たした、ドレイクの新作『モア・ライフ』は、今週も20万を超えるユニットを獲得し、2週連続のNo.1をマークした。同作からは、全22曲が先週のソング・チャートでランクインしたが、今週も引き続き、アルバムに収録されている20曲がランクインしている。
49位には、ミーゴズの大ヒット曲「バッド・アンド・ブージー」(今週6位)にゲストとして参加した、リル・ウージー・ヴァートの新曲「XO TOUR Llif3」が初登場。この曲は、間もなく発売される予定の、通算5作目となるミックス・テープに収録される予定。61位には、カントリー界のおしどり夫婦、ティム・マックグロウとフェイス・ヒルのデュエット曲「スピーク・トゥ・ア・ガール」が、そして66位には、元ワン・ダイレクションのゼインによる新曲「スティル・ゴット・タイム feat.パーティーネクストドア」がデビューした。ゼインにとっては、2017年初のシングルということで、上位デビューが予想されていたが、リリース日に公開されたリリック・ビデオの視聴回数が伸び悩み、好調な出だしとはならなかった。
Text：本家一成
※関連リンク先の米ビルボード・チャートの掲載は、5日22時以降予定となります。
◎【Hot100】トップ10
1位「シェイプ・オブ・ユー」エド・シーラン
2位「ザッツ・ワット・アイ・ライク」ブルーノ・マーズ
3位「サムシング・ジャスト・ライク・ディス」ザ・チェインスモーカーズ＆コールドプレイ
4位「アイ・フィール・イット・カミング」ザ・ウィークエンド feat.ダフト・パンク
5位「アイスパイ」カイルfeat.リル・ヤッチー
6位「バッド・アンド・ブージー」ミーゴズ feat.リル・ウージー・ヴァート
7位「アイ・ドント・ワナ・リヴ・フォーエヴァー」ゼイン＆テイラー・スウィフト
8位「トンネル・ヴィジョン」コダック・ブラック
9位「パリ」ザ・チェインスモーカーズ
10位「パッションフルーツ」ドレイク
田村耕太郎
北原みのり
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ゲッターズ飯田
