劇団四季ミュージカル『ノートルダムの鐘』ヴィクトル・ユゴーの原作に寄せた深く美しい人間ドラマ(Album Review)
劇団四季ミュージカル『ノートルダムの鐘』ヴィクトル・ユゴーの原作に寄せた深く美しい人間ドラマ(Album Review)

 2016年12月に日本初演を迎えたミュージカル『ノートルダムの鐘』のオリジナル・サウンドトラックがリリースされた。

 2人の世界的巨匠アラン・メンケン(作曲)とスティーヴン・シュワルツ(作詞)の共同作品である、ディズニー長編アニメーション『ノートルダムの鐘』は、その重厚な物語を彩る荘厳な宗教曲や、心に染みいるエスメラルダの祈りなど、魂を揺さぶる楽曲でファンが多い作品。

 ミュージカル版ではアニメーション版製作にあたって採用されなかった曲や、新たに書き下ろされた楽曲を追加。ユゴーの原作のアプローチを重要視しており、アニメ―ション版とは一味違った感動を体験できる「大人版」といってもいいだろう。

 本盤は、東京公演キャストによるライブレコーディング収録で、カジモド役には飯田達郎、フロローに芝清道、エスメラルダには岡本美南といった俳優陣が登場。また豪華版にはボーナストラックとして、海宝直人によるカジモドの代表曲4曲が収録されている。