【ビルボード】冨田勲の遺作『スペース・バレエ・シンフォニー ドクター・コッペリウス』ライブ盤が堂々の第1位
【ビルボード】冨田勲の遺作『スペース・バレエ・シンフォニー ドクター・コッペリウス』ライブ盤が堂々の第1位

 今週のBillboard JAPAN Top Classical Albumsは、冨田勲『スペース・バレエ・シンフォニードクター・コッペリウス』が、2位以下を大きく引き離して第1位に躍り出た。2016年11月11日、12日に渋谷・オーチャードホールで行われた冨田勲×初音ミク《ドクター・コッペリウス》コンサートのライブ盤だ。本作は冨田勲の遺作で、初音ミクがオケと合唱団をバックにダンサーたちとバレエを踊るという複合アート作品。冨田勲没後の連続チャートインを思い出させる、巨匠の衰えぬ人気ぶりを示す結果となった。

 第3位には二卵性双子のソプラノデュオ、山田姉妹のデビューアルバム『あなた~よみがえる青春のメロディー』がチャートイン。昭和の楽曲を愛してやまないという姉妹が厳選した、「翼をください」「見上げてごらん夜の星を」「なごり雪」「この広い野原いっぱい」などの昭和歌謡を収録。3月20日にデビュー・コンサートを開催した。

 他、6位と8位に、20世紀の巨匠オイゲン・ヨッフムのアルバムが2枚同時チャートイン。1960年代のベルリン・フィルと共演したブルックナーの第8番、第9番を、SA-CD~SHM化したものだ。text:yokano

◎【Billboard JAPAN Top Classical Albums】トップ10
1位『スペース・バレエ・シンフォニードクター・コッペリウス』冨田勲
2位『アニマ』サラ・オレイン
3位『あなた~よみがえる青春のメロディー』山田姉妹
4位『Piano Love II』大井健
5位『THE BEST』辻井伸行
6位『ブルックナー:交響曲第9番テ・デウム』オイゲン・ヨッフム
7位『ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番&第3番』カティア・ブニアティシヴィリ
8位『ブルックナー:交響曲第8番』オイゲン・ヨッフム
9位『0歳からの育脳クラシック』
10位『スター・クロスト・ラヴァーズ(幸薄き恋人たち) フレミング&ドミンゴ/愛のデュエット』ルネ・フレミング&プラシド・ドミンゴ