スクリレックス/インキュバス/マックルモア/カミラらが出演のACLU支援ライブ、主催のZEDDの動機とは?
スクリレックス/インキュバス/マックルモア/カミラらが出演のACLU支援ライブ、主催のZEDDの動機とは?

 アレッシア・カーラとの新曲「ステイ」が2017年3月18日付の米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”でデビューしたばかりのZEDD(ゼッド)。社会意識が高いことでも知られる彼は、2017年4月3日(現地時間)にロサンゼルスのステイプルズ・センターでアメリカ自由人権協会(ACLU)支援ライブを主催する。カミラ・カベロ、ホールジー、イマジン・ドラゴンズ、インキュバス、スクリレックス、ビービー・レクサ、ティナーシェ他多数のアーティストが出演予定だ。

 「入国禁止令に触発されたんだ」とDJで音楽プロデューサーの彼は米ビルボードに明かし、「いくつかのツイートを見て、何が起きたのか調べてみたら、施行されたやり方が信じられなかった。(支援ライブは)声明にしたかった。ステイプルズ・センターをおさえてからすぐに、当初出演できないと断られた、マネージメント側に“素晴らしいアイデアだけど、実現は難しいだろう”と言われたアーティストたちに次々と連絡を取ってみたら、急に可能になったんだ。みんな進んでやってくれることになった」と話した。

 ライブの収益はすべてACLUに寄付される為、チケット代は「寄付金で、その代わりにタダでライブを観れる」と考えて欲しいとゼッドは言う。ロシアで生まれ、幼い頃にドイツに移住した彼は、トランプ政権の移民政策の影響を肌で感じると話し、他の問題と合わせて自分なりに影響を及ぼしたいと考えている。

 「この先どうなるのか分からないままここにいるのは怖い。様々なことが起こる中、自分で何かしようと決断して行動に移してよかったと思える。このライブは入国禁止令に反対するものではなく、みんなの権利や自由の為に戦っているACLUを支援するものだ。現在の有様では、彼らの活動はこの先もっと多くのものも含まれそうだ」と彼は語った。

 「ステイ」はHot 100チャート28位でデビュー。ゼッドにとっては6曲目のTOP40ヒット、カーラにとっては「ヒア」と「スカーズ・トゥ・ユア・ビューティフル」に続いて3曲目となる。最近最も気に入っている新人ポップ・アーティストとの初コラボを披露し、“過去のゼッドと新しいゼッドのすごく面白いミックス”だというこの曲をリリースすることを切望していたと彼は話している。