サンタナ、初来日公演を収録した伝説のALが未公開音源を追加し“完全版”として発売
サンタナ、初来日公演を収録した伝説のALが未公開音源を追加し“完全版”として発売

 4月に開催される4年ぶりの日本ツアーにあわせ、カルロス・サンタナの初来日公演を収めた74年発表の3枚組ライブ・アルバム『ロータスの伝説』の「完全版」が4月19日に世界初発売されることが決定した。

 このライブ盤は73年7月3日と4日の大阪公演を収録しており、ギネス世界記録にも認定された“22面体ジャケット”のアートワークが今もなお語り継がれるアルバム。企画から録音、写真、デザインなどレコード制作に必要なすべてを日本人が手掛けた、日本のサンタナ・ファンにとっては特別な意味を持つ作品でもある。

 そんな『ロータスの伝説』の録音で実際に使用されたアナログ・マルチテープが、44年ぶりに日本のソニーミュージックの倉庫から蔵出しされ、コンサート2日分の大半の演奏記録が70年代のテープとは思えないほど良好なコンディションにあることが判明。オリジナル盤にはない「ジャパン」「バンベレ」「ウム・ウム・ウム」「聖なる光」「ザ・クリエイター・ハズ・ア・マスター・プラン」「セイヴァー」「コンガ・ソロ」の7曲を新たに加え、大阪で演奏された全曲目が揃った。オリジナル盤に欠けていた7曲が、当時の曲順通りに収められ幻の公演が見事に蘇った。

 44年ぶりに未公開音源を聴いたサンタナは、「『ロータスの伝説』は日本生まれの名盤だ。大阪公演のテープは本当に素晴らしい内容だった。それらのテープはこのバンドの最高の状態をとらえており、私たちは心から誇りに思えたのだ。そして、改めてこれらの曲とこのアルバムを紐解くのは、次の日本ツアーが間近に迫っている私にとって大いに喜びを感じる作業だった。日本や世界中のブラザーやシスターと、さらなるお楽しみが加わったこの『ロータスの伝説』を分かち合うことができるのは大変光栄なことだ。」と語っている。

 なお、この最新DSDマスターを用いたハイレゾ配信も4月19日より開始される。


◎リリース情報
『ロータスの伝説 完全版-HYBRID 4.0-』
2017/4/19(水)Release
<完全生産限定盤(2017年来日記念盤)>
8,640円(tax in.)/SICP 10116~9
<ハイレゾ配信>※アルバムまとめ購入のみ
DSD 11.2MHz:9,600円(tax in.)
DSD 2.8MHz:7,400円(tax in.)
PCM 24bit/96KHz:6,200円(tax in.)

◎ツアー情報
【SANTANA “TRANSMOGRIFY TOUR 2017”】
2017年
4月22日(土)岩手・盛岡市民文化ホール
4月24日(月)大阪・大阪市中央体育
4月25日(火)名古屋・センチュリーホール
4月27日(木)東京・日本武道館