“愛”がテーマのザ・チェインスモーカーズ&コールドプレイによる最強タッグ(Song Review)
“愛”がテーマのザ・チェインスモーカーズ&コールドプレイによる最強タッグ(Song Review)

 2016年度、首位最長記録を達成した「クローサー feat.ホールジー」(12週)が、現在も大ヒット中の、ザ・チェインスモーカーズ。この曲や「ドント・レット・ミー・ダウン feat.デイヤ」が収録されたEP盤『コラージュ』(2016年11月4日発売)もロングヒットを記録する中、初のフル・アルバム『メモリーズ...ドゥー・ノット・オープン』を、2017年4月7日にリリースすると発表し、本作からの先行シングル「サムシング・ジャスト・ライク・ディス」が、2月22日に発売された。

 同日に開催された【ブリット・アワード2017】で、コールドプレイと共にサプライズ出演し、初披露したことが大反響を呼び、アワード後に公式チャンネルで公開されたリリック・ビデオは、1週間で4000万視聴回数を記録している。タイトルの「そんな何か」が示すのは、金や権力よりも、愛(そんな何か)だと言うこと。

 2015年にリリースした大ヒット曲「ローゼズ feat.ロゼス」のような、煌びやかなフューチャー・ベースを起用したナンバーで、クリス・マーティンのボ―カルとも相性抜群。一部の視聴者からは、「ローゼズ」にソックリだと指摘されているが、これこそ、確立されたザ・チェインスモーカーズのサウンドと言っていいだろう。

 制作したのは、ザ・チェインスモーカーズの2人と、彼らのヒット曲「クローサー」や「ドント・レット・ミー・ダウン」を手掛けた、ジ・スウィベル。過去には、ビヨンセやジェイ・ショーンのアルバムにも参加している、注目のプロデューサーだ。もちろん、コールドプレイのメンバーである、クリス・マーティンやガイ・ベリーマン、ジョニー・バックランドも制作に携わっている。

 『メモリーズ...ドゥー・ノット・オープン』からは、1月13日に第一弾シングルとして「パリ」がリリースされていて、全米・全英チャートはじめ、各国でTOP10入りを果たしている。同日4月7日にリリースされる予定の国内盤のみ、大ヒット曲「クローサー」が収録される。コールドプレイは、4月19日に東京ドームで来日公演が決定していて、ザ・チェインスモーカーズも3月12日から6月10日まで、アメリカ、カナダで全40公演を行う予定。


Text: 本家 一成

◎リリース情報
「サムシング・ジャスト・ライク・ディス」
ザ・チェインスモーカーズ&コールドプレイ
2017/2/22 RELEASE
https://goo.gl/RruQdB